ドラマ【江~姫たちの戦国~】【テンペスト】
- カテゴリ:テレビ
- 2011/08/08 16:52:04
【あらすじ】秀忠と夫婦になった江だが、秀忠は本当の夫婦になるのはなりたいと思ってからでいいと言い、江に他人行儀に接する。江はそんな秀忠にまったくなじめず、密かに持ってきた秀勝からの書状と短刀、完の風車を見ては過去を懐かしむ毎日を送っていた。義父の家康には当然そんなことは言えず、秀忠も江も子作りに励んでいると嘘をついていた。そんな時初が江を訪ねてきて、夫の高次に側室がおり、男の子まで産まれていると泣きついてきた。江にポンポン子供を産んで1人くれと無茶を言う初に、江はいまだ秀忠とは本当の夫婦ではないと言ってしまう。
【感想】やれやれ…。めんどくせー夫婦だな。秀忠はああいうクールな性格だから、本当は江が好きなのに、前の家族を忘れられない江を簡単に受け入れられなかったんですね。2人の気持ちはわからないでもないですが、なんか火事で助けられて本当はいい人なのがわかったから夫婦になるって、相変わらず江は短絡的だなぁと思いました。今までも江はいろんな人に影響され、ころころ変わってるんですよね。前回も確か、淀に完を置いていけと言われ、結局置いていったしね。さて、そのめんどくせー夫婦をやっと結びつけた火事ですが、本当は慶長伏見地震だったようです。かなり大きな地震で、秀吉がいた伏見城も倒壊し、合計何千人もの死者が出たとか。この頃のスカスカな人口密度で数千人ってかなりのもんだったと思います。原作でも地震ということになってましたが、恐らく大震災後に地震ネタはまずいってんで、火事に書き換えたんでしょうな。だから本当は他にも被害がたくさんあったのに、そのへんは全然描かれてないというわけです。恐るべし大震災。歴史まで書き換えてしまうとは…。まぁ江は地震関係なくいろいろ書き換えてますけどw これでやっと江は初が言うように、秀忠との間にポンポン子供を産み始めます。そして本当に娘を1人、初の養女として差し出したようですね。
【あらすじ】寧温と朝薫は、城内で高官の許可がないと閲覧できない文書を読んでいるところを、座喜味親方に見咎められた。寧温はこれで阿片密貿易に座喜味親方が絡んでいる可能性が強いと考える。そして自宅に朝薫と善蔵を呼び、食事をしながら今後の相談をしていたところ、庭に何者かが潜んでいるのを発見。それは嗣勇で、寧温は彼を義理の兄だと皆に紹介する。一方寧温に城を追われた真牛は、金の力で聞得大君に返り咲こうと、以前祈祷をした礼に金を貸してくれた商人の与那覇を訪ねるが、逆に金を返せと言われ、辻と呼ばれる花街に連れて行かれる。
【感想】4話になってもダイナミックな展開が続き、飽きさせませんね。なんといっても今回の目玉は、王の姉なのに娼婦に堕ちてしまった真牛でしょう。それまで汚らわしいとバカにしていた娼婦に、金のために身を落としてしまっては、もうどうにもなりませんね…。いくら金を貯めたからといって、娼婦を巫女にする国はいないでしょう。しかし何故王も王母もいくら王族でなくなったからとはいえ、真牛に充分な生活の援助などをしてやらなかったのでしょう。それとも生活には困らないけれど、聞得大君に戻りたいがために金を稼ごうとしているのでしょうか。しかも寧温や王妃を殺したいほど憎いくせに、王妃付きの女官・大勢頭部が狙われていることを寧温に教えたりして、一体何を考えているのか。彼女は彼女なりに国の行く末を心配しており、阿片の密貿易は許せないということなのでしょうか。面倒くさい人だなあw しかし、考えてみればもう大きな世継ぎのいる王の姉なので、少なく見積もっても30代後半の彼女が、よく花街デビューできたもんだと思います。そして寧温ですが、御内原で大勢頭部を襲った刺客と戦って退けましたが、あの刺客、嗣勇でしたよね。私は最初、嗣勇が座喜味親方に使われているのかと思いましたが、よく考えてみれば、刺客自体が、阿片のありかを大勢頭部に白状させるための寧温が打った芝居だったのかなと思い直しました。ちょうど刺客が来た時に寧温が御内原にいたのも、都合がよすぎますしね。なかなかこの寧温という人物は、聞得大君を失脚させた時もそうですが、狡猾な女ですよねぇ。面白かったのは海岸で浅倉と寧温が話しているのを見て、朝薫が嫉妬したところ。浅倉は寧温が真鶴だと確信しているのでしょうが、朝薫は頭はいいのにやけに素直なところがあって、いまだに寧温が宦官だと信じてますからねぇ。しかも濡れた髪の匂いに女を感じてしまったり…。さすがにそろそろ気づいても不思議はないんですが。しかし原作通りに進むとすると、寧温と結ばれるのは浅倉でも朝薫でもないんですよねぇ。
このドラマはそのわからない部分を勝手に創作しているとも言えますね。
だから間違いじゃないけれど、史実でもない、ファンタジーってわけです。
実際の秀忠と江は、江が年上で信長の実の姪、秀吉の養女だったこともあり、
一生頭が上がらなかったとか…。
なので向井理のイメージとはちょっと違いますね。
実際には向井の方が年上なのに、江が年上を演じているのも違和感がありますw
会社で火事のエピソードは無かったケド、子供が出来なかった期間をこのエピソードでうまくまとめたね!
なーんて話していたのでした!月曜早速話題にします( ..)φ
向井理そっくりの(?)Sキャラの秀忠w でも向井理がやると、あの「僕の勝ちですね」もかわいく感じるのは
私の問題点でしょうか。。。(-_-;)
しかし、観れば観る程、江が好きになれないのは、、、つらいw