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新たに発売される線量計の注意点(セーラー万年筆)

一般家庭向けの低価格な線量計が発売される。

これは、誰でも使える反面、知っておくべき事もあるので、ブログに書いておこうと思う。

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8月8日発売の
個人向け線量計「PDM-122 マイ・ドーズ・ミニ」
セーラー万年筆:販売
日立アロカメディカル:設計、製造

http://www.hitachi-aloka.co.jp/products/data/radiation-003-PDM
(コピペしてね)

これは、もともと放射線医療の現場で使うための道具。
いままでは、医療向けしか販売経路がなかったのを、セーラー万年筆が流通、販売する。

この線量計は、もともと医療現場向けなのが最大の特徴。

放射線管理区域などに入るとき、服のポケットなどに取り付けておき、作業場所の線量確認と、作業中の累積被曝量を計測します。


万が一、機器の故障などで放射線が漏れているなど、事故を発見し、被害を把握するのが、最大の目的の道具です。

これで、作業者の年間被曝量など、法律で定められた基準を超えないように監視するのです。


逆に、放射線が存在するという前提で設計されているため、
最小単位が1μSv
なのが最大の弱点!

現在、福島県で生活している人達の身の回りでは、空間線量はこれよりも低い。

なので、生活環境を調べる事はできません。

ただ、測定できる空間線量は大まかですが、放射線のカウントそのものはしているので、累積線量は、1μSv以下の環境でもきちんと積分しています。
しかし、精度は、低線量になるほど不確かなものになります。


なので、この線量計は、
近所にホットスポットがあるかもしれない人
線量が多めだと指摘された地域の人が
日常的に身につけて、累積被曝量を確認する

のに向いていると思います。

子供が登下校などで被曝していないか、そうした用途が良いでしょう。

一日の累積値を記録して、本当に
年間1ミリシーベルト未満
になるかどうか、目安の数字が得られると思います。

どうしても精度は低めになってしまうので、数値を信じるというよりも、
異常を発見する
つもりで使うのが良いでしょう。

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