【あらすじ】連続企業恐喝事件に関与していると思われる日高が、市民団体の代表・朝倉千佳子と接触したことがわかり、白石と磯村は架空のボランティア団体を名乗り、朝倉の事務所に潜入。盗撮カメラや盗聴器を仕掛け、職員と接触を図る。また、犯人グループが欠陥商品のニュースが原因で下がる株価を利用し、株を空売りして利益を得ていることがわかった。日高と接触していた飯野が被害者たちとメールをやり取りしている可能性が高いことがわかり、モバイルパソコンから泉がデータを盗むことになった。

【感想】やはりこういう違法捜査の経緯は見ていて面白いですね。データを盗むにしろ、盗む本人だけががんばるのではなく、対象者を偽の電話で遠ざけ、犬を連れた捜査員が恋人の目をごまかし、かばんやグラスを落とすことで対象者の足止めをする。確かにこういうことは１人でやるより協力してくれる人がいたほうが楽だよなぁ。ただ、あのパソコンにパスワードかかってたらどうすんだよって思いましたｗ 犯罪に手を染めていることを恋人には秘密にしているわけだし、こいつメールばっかしてるけど浮気してんのかとか疑われてメール見られたらやばいから、パスかけると思うんだけどなぁ。もしパスがかかってたら、また仕切り直すのかな。あと、香織へのフォローが全然ないのもちょっと気になりました。あまりに突然友人が目の前から姿を消すと、普通なら訝しがるはず。ちょうど喫茶店で母親からの電話で退席したので、実家の都合で急に田舎に戻らないといけなくなったとか、１本電話入れればそれですむでしょうに。外事警察では協力者の家族とか、嘘をついて納得させてたような記憶が。その方が後腐れないからいいと思うんですよね。しかし朝倉も本当に嘘つくのが下手だったな。耳に何かしてるのかとか聞かれたら、イヤリングとか言えばいいのに言わないし。電話した時は結構真に迫ってたのになぁ。てか、役者ってのは元々演技をするのが上手なので、下手な演技をする演技って、なんか難しそうｗ 泉もかなーり下手でしたけどね。私は友達があんなだったら、ていうか、最初から何でもあまり気乗りしない感じだったし、友達になってないかも。でもまぁストーリーはそこそこ面白かったですよ。正直前のシリーズより面白いんじゃないかな。未解決事件なんかやらずに、最初っからこっちやってればよかったのになぁｗ

【あらすじ】蘭の母親で弁護士の妃英里は、毛利小五郎がひいきにしているキャバ嬢・麗香が、店から一千万を盗んだ事件の裁判で、被告のアリバイを証言するため証人として法廷に立つことになった。新一と蘭もついていくが、英里は開廷前に蘭に「復讐に行く」と言い、新一には小五郎からのプレゼントだというルージュを見せ、プレゼント選びは慎重にと言った。開廷後、麗香は自分のアリバイを証言してくれる英里を何故か挑発するような口を利き、怒った英里が指鉄砲を彼女の額に向けた瞬間、大きな破裂音がして麗香が倒れた。

【感想】いやー、酷いものでした…。今までで最悪かもｗ まず、あんなに証人や被告人、そして傍聴人までが自由に発言できる法廷物って見たことないｗ しかも被告人が倒れてからも、すぐに閉廷するでもなく、相変わらず傍聴人がギャーギャー騒ぐ始末。とても裁判官がいるとは思えないくらい自由な無法地帯でしたなｗ しかも殺人トリックもお粗末で、まぁ百歩譲って口紅に見える小型の銃があることはよしとしましょう。しかし、発射直後に触って熱かったということは、火薬を使っているってことですよね。硝煙反応ェ…。じゃあ三百歩譲って何らかの対策で硝煙反応が出なかったということにしましょう。しかし現場は法廷という密室です。すぐに封鎖して、その場にいた関係者全員の持ち物をチェックしたり、法廷内に何か隠されていないか探したりするのは、簡単なことです。そしたら検事が口紅なんていう怪しげなものを持っているのはすぐにわかりますよね。そして関係者に聞けば、そぐにそれが妃英里のものだということもわかるはずです。それをしないからビデオテープのケースなんていうマヌケな場所に隠されてしまうわけで。ってか今時ビデオテープに監視カメラの映像を記録してるとこってあるの？ まぁ零細企業なら金がないので大昔のシステムをそのまま使ってるなんてことはあるかもしれませんね。あまりに不可能犯罪を描きたくて作ったら、とんでもないネタドラマになってしまったような回でした。ＳＰドラマと同じにおいがする…ｗ しかし大塚寧々、棒に磨きがかかってきたなぁ。原作と全然違うのはまだいいとしても、性格設定が全然見えないｗ