野分のまたの日
- カテゴリ:30代以上
- 2011/07/19 10:32:32
「またの日」どころか、まだこちらまでは来ていませんが。
子供の頃は、台風が来るのが楽しみでした。
テレビの台風情報などを見て
「早く来ないかな~」
などと、妹とはしゃいで、親にたしなめられたものです。
台風の当日も、テレビの中継などを見ながら、
「波がすごいね~♪」
「見て~、すごい雨だよ♪」
とか、キャーキャー騒いで、やはり、親に怒られていました。
そして、「またの日」。
まさしく、「いみじうあはれにをかしけれ」でした。
通学途中
「見て、あの木が…」
「川の水が…」
「ほら、あのおうちなんか…」
「わぁ、道路に…」
普段とは、違う街の様子に興奮し、いつもとは違う風景に感動し、はしゃぎ廻って、まるでお祭りの日みたいでした。
やがて、大人になり、世界が広がるとともに、台風の正体、その被害の実態を知ることになります。
そして、自分を見る他人の視線…。
「あの想いを素直に出していいのは、何も知らない子供だけなのよ」
そこにはもう、あの日のわたしは、いませんでした。
それが良いことなのかどうかは、分かりません……
などと書いておきながら、台風が近づくと、少しワクワクしてしまうのは、きっと私がダメ人間だからなのでしょう(*^。^*)
ビニール傘を持ってきて、ひっくり返そうとしているのを見て、
どうみてもふざけているようにしか見えず、台風は楽しいものなんだとインプット。
おかげで、未だに私もわくわくしてしまいます。
ちょっと怖かったけど、ピカピカ光るし大きな音がするしで。ちょっとわくわくしてました。ww
そのワクワク感ってなんとなくわかるような気がします。
台風が来るぞぉ~という妙な高揚感のようなものなのかもしれませんね(^^)