中勘助 銀の匙
- カテゴリ:日記
- 2011/07/17 19:27:19
夏休みのお薦めの文庫、ヨンダではなくて、鼻に!が付いている黒い犬の会社に、これがあった。実家にもあるけれど、買って読もうかなと思った。
中学の時に読んで,大人になっても読んで、印象の強い本。
自分が赤ん坊の頃に,薬を飲ませてもらっていた銀の匙から、子供の頃の思い出が語られていく。その中に出てくる、育ててくれた「おばさん」の描写が実に良い。
だが、幼い男の子って、こんなものなのか・・・と思っていた中学の頃と、息子を育てる母親になった私の「男の子は!」というイメージの落差はひどすぎる。
作者は、病弱で周りが大人ばかり、友達は女の子という環境で育ったから、こんなに感受性の鋭いタイプになったのか、持ち前の気質なのか。
まあ、単純で育てやすかったから、私には私向きの子供を授かったということで良しとしよう。
また本読みたいな♪