✪遊園地 完
- カテゴリ:30代以上
- 2011/07/05 17:30:20
私とサラは終わりなき道の真ん中にいた、
それはどこまで行っても無限に続いている夢の中。
あなたをずっと探している・・あの言葉が頭から離れなかった、
私を探している人ってどんな人なんだろう。
薔薇のダンジョンは意外に早く見つかった、
何故なら途方もない大きさの薔薇の山だからだ。
さっきから私たちの目の前にそびえ立っていた、
薔薇の馬車に乗り降りるとダンジョンの入り口だった。
目の前はすべて薔薇で覆い尽くされていた、
そのむせ返るような匂いに何となく懐かしさを感じた。
入り口は煉瓦張り、
そして周りにはすべて赤い薔薇の花が張り付いていた。
私はこんなに多くの薔薇の花を見たのは初めてだった、
どぎまぎしているとサラが言った。
「薔薇の壁・・・」
その通りと思った上を見ると無限続いている薔薇の壁、
まるでエベレストかK2のように見えるその先に少しだけ雲が見えた。
目の前には薔薇のトンネル、二人はどんどん奥に進んで行く。
歩くたびに薔薇の花びらがパラパラと落ちてきた、
止まると花びらは落ちてこない・・私は不思議でサラに聞いた。
「薔薇の花びらが落ちるのは陶酔を表現していると思うんだ」
「えっ!! 花びらが酔ってるの・・・」
「あははは・・夢がある人間の状態を表現する場合こんな方法を用いられるって事でしょ」
「つまり・・」
「太郎への愛の表現だと思う」
「へー」私はなんのこっちゃらサッパリだった。
「何処まで続くのかな・・このトンネル、
さてはさっきの道を間違えてまた同じとこ回っているのかも」
「大丈夫よ・・ほら、私たちの歩いた後には花びらが落ちてるでしょ」
「なるほど・・同じ道は歩かないって事か」
でも私たちはとうとう何本もある道に迷ってしまった。
「大変だ・・ほら後ろを見て」サラは慌てた声で私の手をつかんだ、
後ろから薔薇の花が迫ってくるのだドンドンと。
私たちはが気が付いた時にはすでに手遅れだった、
薔薇に取り囲まれている身動きが出来ないほどに。
「ねぇ・・私、なんだか息苦しくなってきた」
それは私も同様だった、すっぽりと二人はバラに埋まってしまった。
重さも感触もほとんどない、光りみたいな花なので、
かき分けられれば先に進むことが出る。
けれども薔薇に埋もれていると何とも言えず苦しいのだ、
息を吸い込むと肺の中にまで薔薇が入り込んでくるような気がする。
「ねぇ・・なんて赤いんでしよう、
眼も皮膚も肉も骨も何もかもがこの赤い色に染まってしまったような感じがするわ」
ホントにそう思った、
「なんだか血液の中に浸されているみたいなそんな感じだょ」
「血液・・確かにそんな感じがする」
「私たち流れているんじゃない? 、
さっきからザーザーって音がするし、もしかしてここは血管の中?」
頭がぼんやりしてきた、自分が起きているのか眠っているのかもよくわからない。
次の瞬間サラの手を放してしまった、あたりを手探りで探ってみた。
何の手ごたえもない。
「どうしょう・・はぐれてしまった」
私はすっかり慌ててしまい、手探りででたらめな方向に歩き出した。
ザーザーと流れる音が次第に激しさを増し、
さらにドックンドックンと言う振動をともなった鈍い音が重なった。
「この音、なんだか心臓の鼓動みたいだ。
すると、ここは本当に血管の中・・・・?」
立ち止まって耳を澄ましていると、鼓動の音との間に、
ボソボソと呟く声が聞こえてきた。
「これはみんな、私の妄想なのかもしれない・・・・」
「・・・・・・・・えっ!!」
私はあたりを見回した、見回したといっても真っ赤な色だけで何も見えない。
私は初めから何処にもいない人を探しているのかも知れない・・・、
いゃ、それならこの招待状は?サラは?。
確かに私は手紙を受け取ってサラとここに来た、
だけど私はどこにいるんだろう。
ボソボソと呟く声が次第に近づいてくるように感じた、
私は声のする方に手を伸ばした。
と、指の先に何かが触れた。
私は慌てて手を引っ込めた、人間の手だった。
見えないけど確かに誰かほかの人間の手だった。
すぐ近くで、ハッと息を飲む気配を感じた。
私はもう一度、恐る恐る手を伸ばしてみた。
再び、指の先に触れるものがあった。
やっぱり、人間の手だ。
誰かが目の前にいる。
その人の手が私の指先を確かめるようになでた、
それから、そーっと手を握った。
おずおずとした声がたずねた、
「・・・・誰 ? 」
「私は・・・私は」
「僕は太郎」
「私は・・・・・・」
私は言葉に詰まってしまい考え込んでしまった。
私は、誰だったろう・・・・・? 。
今回の妄想的な小話の最後は、自分の中にたどり着くと言う結末でした。
長い夢を見ながら、いたら楽しいだろうと思う女の子との旅。
昔・・見た夢を新たに書き直してみました。
また明日、元気になるね^^
部屋に・・・杖忘れたーーww
冷たいもの・・・欲しくなるのよ・・・
ゆっくりやすんでください。
さすがに辛くて・・・・病院行って来たよ^^; だるだるぅ〜〜
ピーターラビットのお話を
簡潔に教えて欲しいな〜〜!!
ブログにしてよぉ〜〜♡
こなつにバレバレだったの?
うちのワンコも察するのよね・・
お留守番の時www すぐバレる飼い主の行動w
花粉の時期・・・うううう やだわよ。
さみしい・・ごめんね・今夜は大丈夫
さみしいの。
寝込まないでね・・・涙
オヤスミ〜
100行く度に何本も読み直してるわ、わたしw
現実みたぞ!!!(怒)
まっ、いいっかぁ〜〜
いってっらしゃい^^
「私は・・・サラじゃなくて・・・・・・うらんよ。」
ながーーーい夢いつまでもみましょうね^^
ずーーーーーーーっとね♡
夢を見てる時はこんなこと考えましぇんから。
人間の数だけ答えはあります。
あれをハイハイして通り抜けたら、自分が生まれ出たという夢を見て・・・
それを思い出しました。
とても幻想的な夢を見るんですね~楽しそうな夢は、いい気分になりますね。
ブラボーさんは、人より右脳がかなり動いてると思う^^
何かに迷っている太郎、楽しい(遊園地)時間。
地面にななめに突き刺ささっている時計。
最後は自分ってのが答えが出てるって感じがしますデス。
私の脛に噛みついちゃヤーョ・・・チガウカー。
話の肉付けがウマイですね~w
こんな迷宮はちょっと怖いけど行ってみたいなぁ
夢なんて一部しか覚えてないのがほとんどでし、後は楽しく作っちゃいましよう。
小栗旬から「(山田)優よりお前のほうがいい」といわれましたwやったー山田優に勝った~♪とへらっとしてた私。。
・・・あの、でも小栗旬のこと、なんとも思ってないのになあ・・?喜んでるし、私・・@@って。
最近見たホットな夢でしたん♪想像力豊かなブラボーさんと大違いww^^;
奇妙な日は最近見た夢題材にして書きました、秘密ノートとかこれはかなり前に見た夢でし。
不思議なことにこういうお話の方が
不思議なブラボーさんの血とか肉とか現実を感じられる。
いつもながらありがとうございます・・アホブログを熱く語ってくれて。
人間の体の中を流れる血は誰も同じ色・・・、
人は人種は違っても同じなのにどうして諍いをくりかえすのだろう。
夢を描くってこんな感じかな~~って思いました、現実じゃありえない事だけど出てきそうな。
その中で、
まっ赤な薔薇のダンジョンにはまり込んでしまった、二人。
そして、残った、太郎。
恐怖であるハズのものが、そこが自分の中心なる心臓の赤。
胎内回帰なる手段でなく、
今の現実の吾の中心に、回帰していったのかな。
たどり着いたのは、その必要さからかな。
とても大好きなお話。夜の遊園地映像が、私の内側にも飛び火しとるよ!
thanks!!
いつの頃からですか?
ブラボーさん=バラのイメージができちゃったのですが。
幻想的なのに、リアルで、そして少し怖さも感じました。
赤のイメージをとても印象的でした。
ニャハハハ~ん、お付き合いありがとう。
でも、嫌いじゃないです!!(むしろ好き。
ビッグバンから人体のピコの世界まで変幻自在に行き来できるような自由な発想!
いつも感心しています^^
夢見る夢子さん・・・でし。
その夢は面白かったですか。
私は夢ノートを今でも続けているんですょ、朝起きた時に覚えていれば団編的でも書いとく。
夢もブラボーワールドなんやね^^
会えたらどんなに嬉しいだろうね~。
このあと
生きているサラと会えたらいいのにー^^
私もそぅですょ、こんなんですからね・・・・。
寂しげだったり、楽しそうだったり、暗示的だったり。
夢の中でもブラボーさんはブラボーさんなんだなぁって思えた^^
私も書きたい夢があるんだけど、どーーーーしても上手く書けなくてね・・・。
夢話のボツ原稿が実はいっぱいあるんだ^^;
あの頃のことを少し思い出しました。
最終話だけが遅れて登場、憶えてた。
そっかぁ…自分にたどり着くって何かの転機だったんかなぁ…
クルクルまわる世界の話しだったねっ^^
次は なにかなぁ♫