森 蘭丸
- カテゴリ:勉強
- 2011/06/30 23:36:22
私は幼き頃、姉川の戦いで父・可成を喪いました。
父は君主である織田信長様より絶大な信頼を得ていた為、
私と弟(坊丸・力丸)は信長様の元に預けられて小姓となり働くことに・・・
これは主君であり義父であるような信長様と過ごしたとあるお話です。
ある日
とある僧侶より信長様へ大量のミカンを頂きました。
それは大層美味しそうなミカンでございますこと!
さっそく信長様がいるお部屋へミカンを持っていきましょう。
ミカンが入っている大箱を持ち上げ安土城の長い廊下を歩いていた時です。
「おや!信長様v」
偶然、別のお部屋から襖をあけ信長様が出てまいられ目があいました。
「お蘭。これはどうした?」
「はい信長様。先ほど来られた僧侶よりミカンを頂きました。信長様のお部屋へ運んでいたところでございます。」
「そうか。それにしてもその重さでは危ない。倒れてしまうぞ。」
さすが信長様。家臣の身を案じてくださるなんてとても光栄でございます。蘭丸感激です!
ですが・・・
「信長様!いくら私が華奢な体つきでございましても金山城の城主でございまするぞ!そんな簡単に倒れるわけにはって・・・うわっ!!」
ふいにバランスを崩してしまい、派手に転んでしまいました。
箱から飛び出たミカンは弧を描き、私の頭上に度重なって落ちてしまいます。
ああ。落としえしまったミカンはもう信長様の所へお持ちするのはできませんね・・・
あとで羽柴殿や柴田殿に差し上げましょう・
「それ見ろ。わしの言ったとおりではないか。」
信長様はしてやったり!と口元がにやけておいででございました。
「も、申し訳ございませぬ。信長様がせっかく私の身を案じて下さったのに、お見苦しい姿を見させてしまいました。私は・・・信長様の前でこんな粗相をしてしまうなんて・・・とても恥ずかしゅうございまする!」
「お蘭は愛いやつじゃのう!はっはっは!」
信長様は床に散らばったミカンを1つだけ拾い、立ち去られてました。
後日、
仲間が信長様の前で転げた様子の私を見ていたらしく
話が持ち出されてしまいました。
「蘭丸殿はすごいでござるな!信長様の前で転倒でもしてみろ。下手したら機嫌を損ねて斬られてしまっていたでござるよ!」
「実はあの時、あのまま転ばずにミカンを運んでしまうと、信長様の目利き違いになってしまうのでわざと転んだのです。」
「それはなんとΣ(゚д゚;) 」
「でもこれは絶対に信長様の前では言わないでくださいましね!内緒でございますよ!」
これは私と貴方だけの秘密です。
ウィキペディア 森成利 hp
株式会社カンゼン発行 戦国武将完全ビジュアルガイド
参照
~ 補足 ~
森 成利
(幼名:乱丸(元は”乱”という漢字であったがいつしか”蘭”に変わった)
1565年~1582年6月21日
尾張国葉栗郡出身。
戦国大名:織田信長に小姓して召抱えられ
諸取次・諸事奉行など有能かつ前途有望な事務官となる。
18歳の時、長篠の戦いにて武田家滅亡後、貢献したとして美濃国金山城の城主に任命されるが、同年、本能寺の変で打ち取られる。
リクエストを頂きましたので作ってみた小話です。
多数ある逸話のうち1つを元に作らせて頂きましたが、
逸話の文章があまりにも短い!
なのでちょっと話を大きく膨らましてみました。(やりすぎたかな・・・)
森蘭丸は憧れている偉人の一人。
あの気性が激しい織田信長のお気に入りだなんて
よっぽど要領が良いのだな~私も蘭丸みたいになりたいな~と
高校卒業し就職の道を歩んだ時ずっと思っていましたが、
現実はなかなかうまくはいきませんね。
なんて言うか・・・かっこいいです!!
私13歳です>< あまり敬語がつかえません。
すいません
私も歴史が好きです!蘭丸かっこいいですよね。
突然訪問してすみません。では、失礼します。
濃姫で解る通り、私も歴史が大好きです! よければお話ししたいです。訪問してみて下さい<(_ _)>
蘭丸様の小話、楽しませていただきました! では、失礼します。
蘭丸は、本当はおとこなのだが
、
よとぎとして.......
私のわがままからこのような素晴らしい。。珠、感激です!!!
またリクエストさせて頂きたいです(^^:
森蘭丸殿はやはり素晴らしいお方なのですね。あの信長様に可愛がられておりますし^^
こんなお話があったのですね~@@
機転の利く人になりたい!!!
私ならミカンを心配しますwww
冗談です(^^ゞ
途中で乱から蘭になってたんですね~。
私は蘭の方が好みかな?
ああ(/_;)本能寺の変が無ければ日本はどうなってたかな~、、
つっかホント蘭丸ちゃんは文才あるなぁ(〟・_・〟)
森 蘭丸も、さぞ優秀な人だったのでしょう。
本能寺の変で、多くの小姓達が命を失ったのは何とも惜しいことです。
彼らが、そのまま成長していれば、どのような武将になったのか
そんな歴史を見てみたいと思います。
蘭丸さんは、歴女なんですね。愛知・滋賀・岐阜には古戦場やお城等、戦国時代にまつわる施設が多いですが、525はさっぱり興味が無いので、知りません。
娘も歴史には興味が無いらしく、「信長は小さな大名の子供でした。」と書くところを、「信長は、小さかった」と書いてました^^;
現代にいても、出世する事間違いなしな感じですね(o^-')b
そのイメージがあります^^
この私がいつの間にか、ミカンを持っている?
・ ・ ・
この信長、稀代の痴れ者・「せーしょう こうづ」とやらに乗り移ってしまったわ。
このミカンか…
うむ、その時のモノぞ!
昔の人ってすごいですね