✪作造 (一)
- カテゴリ:30代以上
- 2011/06/26 14:35:15
今年はアジサイの咲くのが遅い、
日曜の午後は決まって庭木の手入れだ。
とにかく私は何事においても、マメな性分なのだ。
今日も決まって庭木に水をやろうとしていると、
つつじの低い垣根越しにトコトコと歩いてくるクマ代さんの頭が見えた。
クマ代さんの姿が裏に消え、続いて木戸を開ける音がして、
しばらくしてから家の中から呼び鈴の音がした。
クマ代さんが訪ねてくるのはこの週に入って二度目である、
裏庭から玄関にまわり込みそろそろと後ろから近づく、
クマ代さんはいつもこの手で驚かされる。
「わっ!!」
「わあっっ・・・また脅かされました」
「またですね・・これで何度目でしよう」
「もぅ・・嫌ですょ作造さんたら、びっくりしてこのまま倒れたらどうするんですか」
「わはははは・・クマ代さんのその少しむくれた顔を見ていると、
中々悪戯が止められません・・どうぞ中にお入りください」
相変わらず髪を短く切り、ほんのり薄化粧が何とも魅惑的な人だった。
後ろから見えるうなじは鯛のように白く、滑らかに光っているかのようだ。
クマ代さんは今日もゆるい服を着て、腕には紫の風呂敷包みを抱えていた。
茶の間に通すといきなり風呂敷包みを広げ、
「作造さんの好物のからすみを買ってまいりました」と言った。
「それからデパ地下で買ってきた限定スィーツにお菓子にチョコレートと・・・」
「その匂いは・・もしかして、鯛ですか ? 」
「おゃおゃ、良いお鼻です事」
「だって、鯛は私の好物中の好物ですから、うははははは・・・」
しかし、鯛なんて持って来てどういう風の吹き回しだ。
「どれ、お茶でも入れますから」
「いやですわ、そんな事私がしますからそこに座っていてください」
「それじゃすぐにご飯でも炊きますか ? 」
「はぃ、これ」
「おゃ、赤飯ですか。
赤飯なんて何年振りだろう、しかし、鯛に赤飯とは珍しい取り合わせですね」
「おめでたいことがありましたから」顔を赤らめてクマ代さんが言う。
「めでたいこと、さて、なんでしょう。
めでたいこと、めでたいこと、見当もつきませんね~早く教えてくださいょ」
「赤ちゃんが出来ました」
うはははははは。
ふははははは。
「それは本当の事ですか」
「嫌ですわ作造さんたら、こんなこと冗談で言えるわけないじゃないですか」
ふははははははははははははは。
うははははははははははははは。
「いやいや失敬失敬、あまりに仰天したものですから。
お茶を吹きこぼしてしまいました、これはめでたい・・それで鯛。
ところで・・・クマ代さんと誰の子になるんですか ? 」
ふははははは。
ふはははははははははははははは。
「嫌ですわ作造さんたら」
紫陽花の咲いてない6月の日曜日、午後3時50分。
作造人生35回目の危機である。
鋭い・・・ホントはそのつもりで書きましたが・・・変更。
やられたwwwwwww
一種のテレみたいなものなんでし。
笑ってごまかしたい作造さんでしたねwww
幸せ造りとはすごい名前だ~~~~~。
自衛隊員で~す。
ふははははははははは・・・・・・・・。
いゃーネズミじゃないからポンポンはネ~~~~えー!! こねずみさんポンポンですか。
そんな名前つけたら子供が泣くぞ。
なんか落語みたい~~~~w
笑ってるバヤイじゃないですよお二方!?
クマ代と作造。。女の子なら作代、男の子ならクマ造。。。
あなた^^どっちにする?
あなたならどうしますか~~~~。
作蔵さんの言い訳がどんなものになるのか、
認めて幸せになるのか、
とんでもない結末が待っているのか、
その全てに期待しちゃいます☆
ふふふふ・・・これは実はあれ何でし。
そぅ女の人にもマメなんでし。
とうとう・・・うはははは〜〜w
パパ!
フフフフフフフーーーー。
お久でし・・・、フフフ人生回帰線は長いのです。
普通もっと多いでしょ。
35回も危機があったんですか?!
私は逃げませんょーーーーだ。
鯛の白身は光ってますから。
覚悟を決めましょうネ ブラさんは・・逃げそう^^
えーと、人間同士なのかな?
こんな危機があったら、私なら年貢を納めちゃいます。
ブラちゃんは何回危機乗り越えた?
あははは・・・・今ドツボにはまりました。
白いうなじ、ですから熊ではなさそうですねww
アホ!! か、あんたのお腹見て見んしゃい・・・・あ!! ただの肥満か・・・すいましぇん円。
ブラちゃんの子じゃったんじゃね^^
それは、おめでとおぉ☆彡
もっときわどく書いたんですけど・・書きなおしました。
三話構成でし・・・二話・完にどうなるか。
ふはははははははは・・・。
少し画面でにやけましたw
作造さんは これから どうするのでしょう(^-^)