Nicotto Town



哀しい女達(余禄編)

実際は被害者は少なかった。
と、言うのも電話を来た殆どが其の程度でのこのこと会いに出るほど安っぽく無いから。
更にそれぞれの家は本人が出るまでに女中さんが出て、お父様に話が言って、其の時点で、名前、住所、電話番号、父親の会社名を女中さんが聞くように言われるとか。

父親に怒鳴り切られるとかね。本人に慇懃無礼に丁重に断られるとかね。
で、被害にあった二人目がきちんと親と警察と弁護士ととなるほどプライドが高いからね。

一番最初の彼女は知人の名前が出てきたから、行ったので在って、結局食べ物で行く所だった私は(と、言っても、私も食べたらさっさとタクシーで家に帰れば良しと思ったから、)棒街のど真ん中のホテル。帰りは其のホテルの前にボーイが横付けしているタクシーで帰るという算段。

つまり、その後のバブルの時代に流行ったメッシー君とアッシー君(私の場合はタクシーだけど)を別ける作戦。

でもって、余禄編は頭の良い私が上手に電話番号を聞き出したと言う事になり、それなりにヒーローに。 ┐( ̄ー ̄)┌ まあ、私の手に掛かればこんなもんよ、と事情を知っている生徒達からはそれなりの評価が。

更にお婆ちゃんがそんなに食べたかったのならと、ホテルの部屋を予約する食事につれて行ってくれることになった。
理由が妹が英検の何級かに受かったお祝い。

そんな理由だから、妹の意見が尊重されて、中華料理になった。
肉のフルコースじゃなく、あの円形のテーブルで上の段が回る奴。
で、ケーキじゃなくて、アイスクリームを一人ずつ頼んで終わり。
中華料理の後にケーキなんて食べる気がしなく私もみんなの意見に賛成した。




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