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絵本『おおきな木』を読んで

『おおきな木』 シェル・シルヴァスタイン  村上春樹・訳

                      あすなろ書房               定価1,200円



あるところに、いっぽんの木がありました。








で始まるこのお話には、木と少年しか出てきません。

絵本なのに色がついていません。

木はそこに居るだけで、少年が成長していく過程が描かれています。

少年の成長とともに、木が少年にあげれる物を与えていきます。

成長してゆく少年が木にとても酷いことを言っても、木は叱りません。

叱らず、なだめ与えるのです。

読んでいくと、どうして少年はこんなに横暴なんだろう・・・そして、なぜ木は叱らないの?

と、疑問や苛立ちや悲しみを感じます。

言葉はわかりやすい言葉なのですが

読めば読むほど深く、その時々で捉え方が変わってきて不思議な感覚です。

一回目は切ない気持ち・・・二回目は温もりを感じ・・・。

守られている安堵も。

絵本ですが子供向けでは無いような気がします。

でも、

小さい子ども達に読んであげたいです。

そして、子ども達が大きくなったら今度は自分で読んで欲しい一冊です。

きっと我が子を思う母の気持ちってこういうことなのかなと

おおきな木が教えてくれたようなきがしました。



#日記広場:小説/詩

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2011/06/19 22:58
「おおきな木」・・・村上春樹さんの翻訳ではなく、本田錦一郎さんの翻訳で読んだことがあります。
オリジナルは「The Giving Tree」で直訳すると「与える木」でしょうか。
読むたびに感じ方が違う不思議な本だったと思います。
しずくさんのブログを拝見してまた読み返してみようかなって思いました。
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2011/06/18 10:56
おはようございます(*'ω'*)
色が付いてないとは
変わってますね~(*'.'*)
立つ木を見る
っていう親を書いた絵本なのですね




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