新小説第18話後編
- カテゴリ:自作小説
- 2011/06/14 17:23:50
新小説プロジェクト第1作品『気分は雨時々曇り後晴れ―非日常の世迷言―』
第18話『二ツ目ノ月ハ眼球ヲ現ニス』
後編
諒子「神様は何でもできちゃうって言うイメージが強かったなぁ」
等々力「あの人が神だとしたら…神にも死と言うものがあるんだな…」
諒子「先輩…寂しいですか?」
等々力「寂しいかもな、もう少し話しておきたかったし」
諒子「ですよねぇ~」
等々力「諒子君はどうなんだ?」
諒子「寂しいです…でも、それ以上に不安です。」
等々力「そうだな…同感だ」
他愛もない会話のはずだ。
願いは儚く貴くあるもの。
強さは動じぬ心にあるもの。
月は傾き欠けることで弱さの象徴を意味する。
ただ弱さの中には、強い意志と陰謀がある。
だから、鉦鏡家は陰謀にまみれていた。
嫌気がさした私は家を飛び出した。
結局私はその陰謀に加担した訳だけど。
私がここにいる理由は、私の愛おしい君のためだから。
だから私はここまでやってきた。
陰謀の渦に耐えてきた。
だからこんなところで私は、負けたりしない。
影夜「弱い奴ほど長生きするもんです。人間、とかね。」
全く、その通りだと思った。
ここは…どこ?
≪目が覚めたか、小僧よ…≫
うん…一体どうなってしまったんだ?
≪世界がひっくり返り、もう誰も神殺しをしようと言う輩はいないだろ…≫
表向き…は…そういう事になってるってこと?
≪そうだな…表向きはそうなる様になっている。≫
おそらく神になった人達はかなり恨まれてるんじゃないかな
≪そうだな…だが、彼らを救い出すのが我らの仕事≫
そんな仕事受け持った覚えないよ
≪土地神は反乱できない、反乱できるのは妖怪である我らか…≫
狼の匂いを思い出したよ
≪あぁ、彼女たちに任せようぞ…半分は≫
うん
???「もうすぐだよ…パパ…」
禍々しい十字架に貼り付けられたその男に向け
少女は話しかけた。
もうすぐ…世界は自分たちの物になると
第18話
『二ツ目ノ月ハ眼球ヲ現ニス』
~完~
次回
第19話
『出会ェ、憎沁ミを棄テテ』
以上!
今日の名言
『人を憂うことを優しさと呼ぶらしい』
以上!!
次回を楽しみにしてますよ♥わっち様
キタナイッテ!!o(*´・Д・)o┫;:゙;`;:゙;`ヽ(゚∀゚ゞ)ブッ
べべ「あっけらかんと次回予告をやっていくとしますか。」
明日葉「今日は誰が言うんですか?」
ビスマス「ただいまトニーは皇帝と一緒に編集部に行ってるらしいからなぁ」
べべ「皇帝が外出とは今日は雪でも降るんじゃないか?」
明日葉「皇帝をなんだと思っているんですか!?」
べべ「いい年こいて引きこもりやってるおっさんかと」
明日葉「うわ、ひっどい!後で伝えておきますから!!」
べべ「さて、じゃあ次回予告しとくか」
明日葉「ちょっと人の話聞いてます?!」
ビスマス「次回の『気分は雨時々曇り後晴れ―非日常の世迷言―』は、」
月夜「どうも、鉦鏡 月夜です。いやぁ、最近暑くなってきましたね。いよいよこの小説も新しいステップに入り、熱い展開を余儀なくされてきました。さて、次回のお話は、第19話『出会ェ、憎沁ミを棄テテ』です。」
ビスマス「次回もまたみてくださいね、じゃんけんポン!(チョキ)うふふふふ…」
べべ「なぜ◯◯エさん風なの?」
ビスマス「一度やってみたかった。」
明日葉「あっ、ずるいぃ~~」
べべ「何気にグー出してるくせに…」
明日葉「これはグーじゃなく、握りこぶしですよ。」
ベベ「まさか殴るためじゃないよね」
明日葉「ふふふ…」
以上!