✪遊園地 8
- カテゴリ:30代以上
- 2011/06/12 17:17:02
私とサラは確かに鉄道の列車に乗り込んだ。
ひとつ目の駅に着いた時は雲の上で、
列車は空中を漂っている事が確実だった。
窓から透明な澄明な夜天いっぱいの星屑が見える、
天鵞絨の上に鏤められたビーズ玉。
ガラスの粒子は、シトリン・プラセム・ヴァーミリオン・・・。
乗っているのはどうやら飛行機のようだった、
遥か下の地上には真紅や白銀のイルミネーションが点滅している。
遊園地が輪や十字に並んでネオンサインがせわしく瞬いている、
回転木馬・観覧車・コーヒーカップがクルクルと回る屋根には照明が浮かび、
雨傘のように踊っているように見える。
しかし、またそこで疑問だ・・・。
この空間を夜天だと言われてみると、
今度はにわかに海の中いるような気がしてくる。
遊園地の光あふれる照明は発光する魚群のようだ、
ネオンフィッシュにオバアルフィッシュそれから色鮮やかなバタフライフィシュ。
今度は潜水艦だ綺麗な外の景色を見ていて少しも飽きない、
本当にここは魔法の遊園地なんだと確信している私だ。
そんな景色を楽しみながら私とサラはブルーバード駅に降りた。
青一色に染められた町並ここは人でにぎわっていた、
そしてその男は青いレインコートを着て立っていた。
「いらっしゃいませ・・券をどうぞ」
私とサラに手渡すとその男はすぐに消えた。
私は渡された券を見た、
「何々・・オカマ上の満月や・・・」
「あははは・・・ちがうでしょ、よく見てょ」
「あ!! 丘の上の満月の夜コンサートにご招待ですね」
私は焦った・・その続きもあった、よそ行きのパジャマでお越しください。
「よそ行きのパジャマって、そんなもの持ってないじゃないか」
「ほら・・ねあそこょ」
サラは目の前のショップの一角を指さした、
あなたのパジャマ屋さんだって書いてある。
「いこぅ・・」サラは私の手を引いてお店の中に、
店内は色とりどりのパジャマが所狭しと並んでいた。
「さぁ~好きなもの選んで、着替えて行こう」
「って・・これどうやって買うの?、お金なんて持ってないのに」
「券を見せれば貰えるのょ」
「え~そぅなんだ」
サラはピンクローズの模様が入ったパジャマに着替え、
私は黄色い飛行機の模様が入ったパジャマを選んで着替えた。
二人とも何となくパジャマ姿は照れ臭かった、
でもコンサートに向かっている人たちがみんなパジャマ姿だったので違和感はなかった。
何となく新しいパジャマ姿に心もワクワクしながら会場に向かった、
会場に着くとコンサートはすでに始まっていた。
私は少し焦り小走りになりそうになった時、サラは私の手を引いて言った。
「大丈夫ょ、満月夜コンサートにはきっちりとした開始時間がないのょ。
好きな時に行って好きなだけいればいいのょ」
私はホントにサラと来てよかったと思った。
何も知らないままここに来て当てもなく彷徨っていたら、
何の楽しみもないままだったかもしれない。
丘の上は月のあかりに照らされて白銀に輝いていた、
はるか前方にはなだらかな丘そこから素敵な音楽が聞こえてくる。
「丘の中腹に光る筋のようなものが見えるでしょあれが道案内なの、
夜中に道を間違えないように銀のオルゴール草が案内役をしているのょ」
「オルゴール草?」
足の下の草は毛足の長いフカフカの絨毯のように暖かかった。
私たちは丘を目指してゆっくりと歩いた、
「なんて気持ちのいい夜なんだ」私は夢の中いた。
涼しい夜気を吸い込むと、
何とも言えない懐かしい思い出が胸の隅々まで入り込んでくる。
こんないい匂いの夜、
こんなに切ないような夜を誰かと二人でどこまでも歩いた事があった。
あれは、ホントにあった事なのだろうか。
私は心の中で言った「あの夜は恋よりも素敵だった」
「なに?」
サラは微笑んで私に聞いた、そんな事言えるはずもなく私は笑って誤魔化した。
「ねぇ・・恋ってしたことある?」
私はドキッとした、まさか目の前のサラに恋してるなんて言えないし。
「恋と言うものは代用品かも知れないね、
人がホントに欲しいのはこんな夜かも知れないもの」
「そ・・そぅなんだ」
山道にさしかかった、リン・・リン・・足元で草が優しい音をたてている。
「これが銀のオルゴール草ょ、満月の夜にだけ鳴るんだって」
ゆるやかな山道が丘の頂上まで続いていた。
頂上にたどり着くと目の前にはオーケストラが演奏をしていた。
私はその風景を見てさらにびっくりした。
ぐるりとな・・・ でも・・・まーーだだよ。でそ?
早送り・・・・・www ブニャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!
明日は・・・タウン行きたいな♡
何色がいい? それとも他のもがいいかな?^^
また明日^^ オヤスミ
マスターのところでごはんかな?風邪ひかないように!
グゥスゥ〜〜・・・かーーすかすか。おやすみ^^
しょうがないよ・・・・まだ2月だも〜〜ん!w
連休の中お疲れさまです!
軽く睡魔と戦い中ww
ねね!シュークリームが化けたよwww 一丁上がり!
いってらっしゃいまし^^
書く時がくるさぁ〜〜〜^^
いつかね・・・ン、スーパーの冷凍庫?もいたお人形さん思い出しちゃったw
なんでだろ???
また ここに着くまで何本読んだか(笑)
「オカマ丘」あったら・・・繁盛しそうねw
パジャマ新調して カーニバルぅ〜〜^^
遊園地は夏休みで混んでます。
おー!! マイガ~~~~。
昔、本当に風船で空が飛べると思ってた。
(だって「今すぐ来て!!パジャマでいいから!」って上司が。。。)
そんな時間ね^^
まずパジャマでなんか外は歩かないですからね・・。
色、音、においまで。
パジャマ姿で出歩くことはないから、
なんだか新鮮。
小道なんかを散歩してて思います、こんな花や草があったら楽しいなんてね。
(ストーカーじゃないよ)
色があって。その色の質感は鉱石だったりネオンだったりお魚だったり布地だったり。
色のきらめき方の違いに、想像はしっかりついていけちゃうです。
闇の中に光がある。そんな嬉しい色たちだね。
香りも。これは自分好みに変換してるかも。
そして、音。オルゴール草なんて、ステキな植物。
そういえば、屋外でオルゴールを聞いたことがないな。足下からどう響くんだろ?
そしてそして頂上のオーケストラ! 期待してまーす1
残念・・見せられるほど上手くありましぇんえん。
このオーケストラの演奏の指揮をとってください。
おーそれでも今の映画館はずいぶんいいシートになりましたよね。
想像だけですから・・夢の中行きましよう。
凄いですよ!
ビックリコンサート。
楽しみにしてます^^
映画もカウチみたいな姿勢で見れたら毎日でも!!と思う^^
恋は代用品か・・・深いなぁ。
脳の勘違いだっていうものね^^;
私も 行きたぁーーーーい。
(人がほんとに欲しいのはこんな夜かも知れない)・・・・・この文は
この章を言い現していますね。
次回 こうご期待 しています。
これは単なる作り話ですからね・・。
人がホントに欲しいのはこんな夜か~・・・ちょっぴり切ない感じだね。
するどい・・次には登場します。
幻想の夜に動物達も寄り添っていそうです。
あははは・・・前に書いた小話で思い出したょ。
・・・で、物語りにもどってw
素敵な世界だね。
わたし、青が好きなので、青一色の世界にいってみたいな(◡‿◡✿)
そうかも知れませんね~、そうだったのか。
なにやら 初恋の香りがする 物語です^^
つぎを 読むのが 楽しみです^^
不思議に書いてます。
何となく思った事・・書いちゃいました。
なんとなくこのフレーズに引っ掛かりました・・・(*μ_μ)
万華鏡くるくる回して・・私の頭もクルクル回る。
万華鏡が頭に浮かんだよっ!!
すんごい綺麗な風景ヽ(^。^)ノ
リアルに絵まで描いちゃいました。
どんな光景が見えるんだろう??
雨上がりのせいか草の匂いが妖しげなリアルですw
それは次回のお楽しみ・・。