結局、苛めの話だった。

「南ちゃん」も其の３人からの陰湿な苛めにあっていた。
私が男子の苛めと闘って、あそこまでして「手打ち」にして、その後強引にお昼も一緒、遠足のグループも一緒、帰りも一緒の見せ掛けの「友達」の間に女子での抗争には気がつかなかった。

「南ちゃん」は私と反対に男子に人気があったので後から来た３人組に嫉妬された。
自分の好きな男子が「南ちゃん」を好きだったのだろう。

私は手打ちの「友達の誓いの為に「南ちゃん」はじめ、女子と話すときは、みつからない所でちらりと用事だけ話していた。

今から考えると一人で図書館に来る病弱で休みがちのお嬢様タイプの目立たない子のあのアニメキャラなのに、何で問題児なのか、(｀ヘ´#)この二つ合わさった設定のキャラには納得できない。

クラスの男子に絡まれていた所を助けてやった子がいた。問題児なので、大抵は私が出てくると、私を「男女」とはやし立てて男子は散っていった。
助けてくれたお礼にと家に招待された。友達になってやって欲しいとの申し出を訳を言って（すでに校長の仲立ちで約束した友達がいます。校長の命令でお昼と帰りは一緒にそいつらと居なきゃなりませんと）、断った。その子の家は「芸者の置屋」だった。
帰り道も違ったので、結局引っ越して行った。

その後に転校してきた女子は私がこっそり、男子が例の新しく入ってきた子へのちょっかいが始まった所で、こっそりと「南ちゃん」をはじめ数人にみんなでいつも囲んで話しかけて守ってやんなとアドバイズした。
すぐにクラスになじんで、「どうしてそんなに親切にしてくれるの？」の問いに絶対に男子に内緒だと言う事で私の名前が出て、また其の家に招待された。
でも可愛かったので、その後も男子にちょっかい出されていた。


私が休むと、其の男子達の親から心配の電話があるのが不思議だった。
６年の初め家族ともめて、夜中に家出して雪解け側の濁流の流れる橋の下でしばらく時間を過ごして帰った時があった。其の男子達が私を探し回ったそうだ。
いつも休むたびに心配して電話をくれていたので親が仲が良いと誤解したようだ。
次の日「ありがとう」と言う様に親に言われたが、「？？？はあ～！？」と言う感じだった。
勿論言わなかった。（何で探したの訳わかんねぇ。私にかまうな！）が感想でやさぐれていた。其の男子もにらんでいたが、私もにらみ返していた。
（しんぱいしたんだぞ！）（けっ！余計なことを）（２度とやるなよ！）（お前らの知ったことか！）と言う感じ。口に出していたら、殴り合いの所をにらみ合いでケリをつけた。


１回目のクラス会は男子が多く来て、（私は堂々と行ってやる！）と行ったが、３にんの其の苛めの女子と後大人しいグループの女子から数人だけ。

其の３人が男子に擦り寄っていたから、好きな男子が居たんだと思った。それを「南ちゃん」が人気を独占していたから苛めのだ。


其のクラス会で卓球をやろうと言う事になったが、３人が始めると男子がラケットをおいて無視をした。私には強引にラケットを持たされて、やらされた。
僕らの「南ちゃん」を親に「死にたいとまで口に出させて」苛めていたのを男子達は知っていた。
「南ちゃん」は生まれつき人形の様な目鼻立ち。しかも親が近所の洋服を内職で仕立てた其の余り切れを利用して娘の洋服を作っていた。
そしてクラスの乱暴な男子を嫌っていた。
私への酷い苛めを目撃をしていた女子達なのだ。

だから彼女は私と別の女子中学へ行くために勉強し始めた。此れは彼女の親と私の内緒の話の事。流石にもう良いだろうと思うから書いたけど。
私を椅子を投げつけるまで追い詰めた男子達は、机を持ち上げるまで追い詰めた男子達は「南ちゃん」にもちょっかいを出していた。
頭の良い彼女は笑顔と優しさを装ってそれを切り抜けた。
私と間逆の対応をしたのである。

ちょうど何かが目覚めるときのそして苛めが始まる時の小学校５年生からの話。

転校生まで作って、私を命がけで飛び降りさせて、男子の居ない学校へ行く事を希望させて、そして男子から拒否された苛めの彼女達、女子から嫌われてた彼ら達って、何だったのだろう？

そして何故か問題児の筆頭に私の名前が上がるのは何故？

病弱で図書室通いで家にピアノがあって、しかも６年から殆どはスカートかワンピースを着ていった此のどっから見てもお嬢様タイプの私が・・・。

しかも５年の初めは擦り傷打撲で保健室、５年の終わりからは熱を出して保健室。
保健室の先生に爪を切ってもらったり、髪にブラシをかけてもらったり、時々間違って「お母さん」と良く呼んでいた。それ位保健室に居た私なのにぃ。

担任が養女にして手元に置いておきたいと言ってまで来た。
中学で離れるに当たって、私の将来が心配で考えると居ても経っても入られないと親に言ってきたそうだ。

親も先生の想像以上に病弱で主治医が必要でとても誰かに安心して渡せません。と丁重に断ったそうだ。生き延びてくれればそれだけでと大切に育ててますと言ったそうだが、其の割には大学受験で必死だった様な・・・。