✪遊園地 2
- カテゴリ:30代以上
- 2011/05/30 22:20:22
私は一人の少女を憶えてる、
けれどおかしなことにその少女の顔が思い出せない。
叔母の家に着いたのは、夜の8時を回っていた。
その時電話が鳴り叔母は急いで出かけてしまった、
「戸締りしていくからね・・大丈夫でしょ」
「うん」
叔母が出かけた後ぼっんと一人明日は何をしようか考えていた、
遊園地の絵をかこうか・・それとも森に出かけようか。
お風呂にも入ったし、テレビも見飽きたし。
まだ眠くないんだけど、そろそろベッドに入ろうとした時。
誰かが扉をたたく音、トントントン・・・トントントン・・・こんばんは電報です。
時計を見ると11時を回っていた、私はドキッとした。
ホントに電報なのだろうか・・恐る恐る扉ののぞき穴から外を見た。
ギョッとした、
ウサギのように耳が長く毛むくじゃらの人が立っているではないか。
「電報で~~す・・居ないのかな・・・お~~ィ誰かいないの・・」
私はためらった、声を出したいのだけれど声が出なかった。
だいたいウサギの着ぐるみのカッコの電報配達人なんているのか、
ますます怪しい。
それに電報配達人が来るのに物音ひとつしなかった不思議だ、
ここまで来るのに当然バイクか車だろう・・・歩きで来るわけがない。
私は思わずほっぺをつねっていた・・・ものすごく痛い、
夢ではないようだ私はますます不安になりその場に立ちすくんでしまった。
「大切な電報なんだけどな――」
次の瞬間私は扉を開けていた・・・なんてことだ勝手に手が動いてる。
「あぁーよかった居たのね、ハィ電報です」
扉を開いてさらに驚いた・・・着ぐるみだと思ってたカッコが、
本物の地肌だから毛が生えている・・・、
さらに私はもう片方のほっぺを叩いた…かなりの痛さに星が出た。
そしてさらにさらに驚きは、その電報配達人の乗って来たもの。
木馬だ・・・・・、それも回転木馬のように背中にポールがついている。
そのポールの上を見上げると、
雲の上まで伸びてるような長さで全然見えなかった。
私は注意深く電報を受け取った、
「ハィ、お渡ししましたょサインお願いします」
「ハ・・ハィ」
サインをするとその電報配達人は木馬にまたがり、
まるで回転木馬に乗っているかのように上下に揺られながら消えて行った。
私はすぐに洗面所に行き顔を洗った、
冷たい水が夢から覚ましてくれる事を祈って。
何て夢を見てるんだ・・、
部屋に戻りカレンダーを見るとその日はシトロン流星群の夜だった。
大変だ、そんな事すっかり忘れていた。
私は慌てて着替えて丘の上に登った、知らない間に時間だけが過ぎていた。
太陽のシトロンシャワーが降りそそぐように落ちてくる星たち、
まるで真昼のような明るさに息を飲んだ。
今あった不思議な出来事を忘れるかのように、私は星を眺めていた。
ほんの少し、少女の事を考えた。
空から降ってくる1カラットのシトロンダイヤモンド、
体を旋回するとそこらじゅうにちりばめられたシトロンが見えた。
夜の遊園地もレモン色に輝いている、何てことだ・・・人がかなりいる。
いゃ・かなり何てもんじゃないぞ、
私はまたさらに力強くぽっべを叩いた・・・星が手の中に落ちてきた。
大勢でそれもほうきを持って降り積もったシトロンをひとところに集めている、
何て不思議な光景なんだ。
手の中に落ちてきたシトロンダイヤモンド、私はそっとポケットの中にしまった。
あまりに不思議な夜を一人で迎えて少し武者震いだった。
お久でしーーー。
こんな不思議な夜をすごしてみたいなぁ☆
じゃ~一緒にはこうかー。
こういうお話は好きだな^^
やはりここはウルトラセブンの出番でし・・・・。
幾千粒も降りそそぐ星をひとつくらいはつかみたいものでし。
少女は、どうなったのでしょう。
シトロンダイヤモンドつかまえたいな☆
へ~~~私はリボンシトロンしか知りましぇん。
私宛な気がするんだよな~^^
降ってくる☆を捕まえられそうな体験何度かあるけど
本当に一つもらえたらいいな♪
シトロンて飲み物知ったのロシアの児童書だったような。
なんて題名だったかが思い出せないのだけど・・・
子供心に美味しそうですっごく飲みたかったんだ^^
私の誕生石はダイヤモンドでし。
スイートテン。。。貰ってない><
寿司くいねぇ !! 神田の生まれょ !! 。
日本にも世界最大のゴールデン・カーセルがあったんですよね。
電報の内容は暗号で書かれた言葉。
メリーゴーランドで有名だった遊園地。
白馬がイルミネーションで夢いっぱいだったな。
気恥ずかしさで乗ることはできなかったけど
眺めていることが飽きることのない夜景のひとつだったな。
回転木馬それも・・・また違う大事な幼い頃の想い出(苦笑)
それも気になる~
雲にも乗りたい・・。
木馬にも 乗りたい。うさぎ人と。
これから不思議少女とのお話でし。
今までにない書き出しで不思議ちゃん全開でし。
でも何だかロマンチック♪
雲の上まで伸びてるような回転木馬のポール。
夜の小さな遊園地、ほうきでシトロン星をかき集めてる人々。・・。
なんていうかな。CG映画みたいな画面ではなくてね、本当に自分が知ってることのように、ね。
遊園地シリーズ。どんどんひきこまれくです!