Nicotto Town



家にベットを買う為に何か書くか。

え~、例のごとく2代目猫の続き

それから10日位して猫は私の足元まで寄って来る様になりました。
猫は少しずつ私との距離を縮めてきていたのです。

で、此処が潮時だなと思ったときに私は突然猫の前に座って手を捕まえて、「仲直りをしよう」と話しかけました。「お互い一緒の家に居るしぃ、このままでは良くないと思う」と切々と語り掛けました。
猫は顔をそらしながらも神妙にしてました。
それから猫の手を取って握手をして、これからは友達と握った手を振って約束の様な事をして、「じゃ~、昔の様にだっこね」と言って猫を抱き上げました。
猫は黙って従ってました。ぎゅーっと抱きしめたところでニッ!d(ゝ∀・*)

私は勉強机の引き出しにしまっていたお手製の猫じゃらしをだしました。
そして猫の前で揺らしました。案の定本能で飛びついてきました。

それから、猫は手を止めて、がっくしと言う姿をしてくるりと背を向けると部屋を出て行きました。

「あまいねぇ・・。そんなんじゃ学校でやっていけないよ。凄い大変な世界なんだから、バンバン裏切られるし、嘘も疲れるし、嘘泣きもされるし、そんな中で生きてんだからね。」と心の中で自分の勝利を味わいました。V(。ゝ∀・)

猫はその後は私にちかづずに私も小学校高学年になり、猫などにかまっているより学校生活を謳歌してました。

ある日、酷い風邪を引きました。39度の熱が1週間も続きました。医者が往診にも来ました。少し熱が下がったある日、ふと気がつくと猫が私の部屋の隅にじっと座って目をつぶってました。母に聞くとここ数日そうしているとの事。
声をかけるとよってきて、私の頭をなめました。
「私はだいじょうぶだから・・・」と力なく言って眠りにつきました。
その後、風邪は治ったのですが、なんだったのか、私はそれから体の弱い子になりました。すぐに風邪を引く子になったのです。昔ですから詳しい事は解りません。

インフルエンザだったのかも知れないし、其の菌がどこかについていて、其処を触るとインフルエンザをぶり返したのかも知れません。

其のたびに気がつくと猫は私の布団から2m位離れた所でじっとしてました。
そして時々よってきて、私の顔を覗いて頭をなめたりしました。

元気になるとまたお互いに干渉をしない生活が続きました。

私が6年の時に次第に家で動かないで寝ている生活が続きました。お気に入りのサブトン(猫のざぶとんと呼んでました)に座ってじっとしてました。
私が学校に行っている間に猫はいつの間にかどこかに行って帰ってこなくなりました。

母は死に場所を探しに行ったのだから、探しちゃ行けないと言いました。
見つけるともっと死体が見つかりにくい場所に行くからだそうです。
猫が帰ってこなくなって、一月位経って、大人達はそろそろ良いだろうとあちこちを探して、縁の下から猫の死体を見つけました。私の学校に行っている間に処分したそうです。

犬も当時は土を掘って埋めましたから、猫のどこかに埋めたのでしょう。
でも子供には教えられないと言いました。たまに愛情が深くて子供は掘り起こす時があるからです。するとイメージを超えた姿を見ることになります。
だから子供には教えなかったのです。子供には教えてはいけないことになって居ると言う大人の教えに黙ってしたがいましたが、おばあちゃんが猫の話になると黙って庭の遠くを見つめてましたから、私もそっちの方に向けて、誰も見てないときに手を合わせました。




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