Nicotto Town



時間が在るので、カテゴリ何にしよう。日記で良いか

え~、実家で子供時代に飼っていた2代目猫の話の続き

私も小学校4年位になると猫と対等になってきました。
猫と遊ぶことを覚えたのです。手をことことこととととっと鳴らすと猫は興味を持ちます。
そうしながら手を動かすと獲物を狙う動作をします。飛びついてきたところで手を一瞬で上げると猫は目標を失います。
引っかかれなかったら私の勝ち、引っかかれたら猫の勝ち。
一勝1敗の攻防が続きます。

当然私の手は猫の引っかき傷。たまに顔にまでつきます。上に上げた手を追ってきますから。

其のうちに私も猫じゃらしの存在を知ります。それらしきものを手作りで・・・。
此れなら、怪我もしないで何時までも遊んでいられます。

猫は疲れてくるけど、習性でじゃれてきます。猫がへとへとになっても、習性で我慢できなくて猫じゃらしもどきを追ってきます。

猫がついに隠れてしまいました。体力の限界を過ぎたと思ったのでしょう。
呼ぶと「にやぁ~」と答えます。でも出てきません。

様子を見ていた母に怒られました。かまいすぎて猫が死んでしまうと言うのです。
自分と猫の大きさの違いを言われました。

でも遊びたかったのです。ついにたんすの後ろの隙間に潜んでいるのを見つけました。
で、其の前で猫じゃらしもどきを・・・・。ついに猫は出てきて飛びつきました。
其処で猫を捕まえて、逃げないようにかぶさって、猫はじっとしてました。
「私と遊ぶんだ」と両手を持ってしっかりと言いました。
一瞬の隙を突いて猫は逃げていきました。
それから呼んでも返事もしません。
母にまたそれを言うと本気でしかられました。「体力の違いを考えなさい。猫が死んだらお前がかまいすぎて殺した事になるんだよ」

「ロミオとジュリエット」の台詞の中に此れと似たような台詞があります。どっちが言ったのかは忘れたのだけど「貴方が小鳥なら、可愛がりすぎて殺してしまうかも知れない」
その事を言ったのでしょう。自分の愛情だけで(遊びたい都合だけで、相手の体力も考えないで振り回していたら、それが過ぎたら相手を壊してしまう)。
昔からの常識です。思いやりの基本でしょう。人間関係も生き物との関わりも同じです。

其の猫は解っていたようです。何としばらくの間、私の前に出てきませんでした。
呼んでも返事がありません。何日も何日もそんな日が続きました。
私はしょんぼりしている日が続きました。

そしてある日、突然運命の日が来たのです。
何とたんすの上から私めがけて飛びついて頭をかじったのです。
しばらく私は泣いて(T0T) 母に言いつけて、でも母は傷も無く、つめの後も無いことから、猫が私におしおきをしたのだといいました。そして、お前が悪いと。
猫にあやまりなさいと言うのでそっぽを向いて様子を見ていた猫にごめんなさいと猫が解る様に猫より頭を低くしてあやまりました。
しばらく 敗北の日々です。

何と其の日から猫は私の前に出てきて、じっと私を観察してました。
私は猫の前で良い子を演じました。学校から帰ると静々と宿題をして、友達の家に遊びに行って、夕食を食べて、静かに過ごしました。




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