山羊の歌。
- カテゴリ:小説/詩
- 2009/04/23 07:45:01
category名を革めて視てみると、小説/詩とある。
詩ねぇ。。
感性の持合せがないkyo氏は詩に疎い (-_-;)
高3時分、現国の先生に教わった
中原中也‘山羊の歌’に収められている
‘汚れつちまつた悲しみに・・・’ 位しか覚えが無い。
えぃ、著作権切てるから貼付けちゃえw
汚れつちまつた悲しみに
今日も小雪の降りかかる
汚れつちまつた悲しみに
今日も風さへ吹きすぎる
汚れつちまつた悲しみは
たとへば狐の革裘
汚れつちまつた悲しみは
小雪のかかつてちぢこまる
汚れつちまつた悲しみは
なにのぞむなくねがふなく
汚れつちまつた悲しみは
倦怠のうちに死を夢む
汚れつちまつた悲しみに
いたいたしくも怖気づき
汚れつちまつた悲しみに
なすところもなく日は暮れる……
敬愛する其の先生は
『悲しみが汚れるんですよ。面白いですね』と仰った。
確かに、悲しみなら美化されそうなモノだが
単に、僕が 其の様な悲しみを経てないだけかも知れない。
折角なので、同じく‘山羊の歌’より
‘わが喫煙’
おまへのその、白い二本の脛が、
夕暮、港の町の寒い夕暮、
によきによきと、ペエヴの上を歩むのだ。
店々に灯がついて、灯がついて、
私がそれをみながら歩いてゐると、
おまへが声をかけるのだ、
どつかにはひつて憩みませうよと。
そこで私は、橋や荷足を見残しながら、
レストオランに這入るのだ――
わんわんいふ喧騒(どよもし)、むつとするスチーム、
さても此処は別世界。
そこで私は、時宜にも合はない おまへの陽気な顔を眺め、
かなしく煙草を吹かすのだ、
一服、一服、吹かすのだ……
って、だから何がそんなに悲しいのさ、中也 (-。-)y-゜゜゜
今日の1曲;Lost in time ‘列車’
http://www.youtube.com/watch?v=S6KAi_2IdoM
中原中也は習わなかったですねぇ・・・
いい教材だなぁ^^
調べてみたら、確かに彼が上京して小林秀雄と出会った
其の年に恋人に去られてますねぇ。
後年、遠戚と結婚しますが、幼かった長男を喪って精神を病んだりもした様です。
成る程。。 (p_-)
勉強してなぃからあまり覚えてなぃデシ(´∀`;A
LOST IN TIME ニコ友に教えてもらって聴いたのがはじめてデシ
曲名はちょっと覚えがないデシが。。。約束だった気がするデシょ
約束
http://www.youtube.com/watch?v=PnLxJ6E5FZA
あまり詳しく解説してもらった記憶がなくて
ただ、世俗に染まってしまったことを嘆いているのだと解釈してました。
悲しみが汚れる……ですか。深いですねぇ。
この人、親友に恋人を奪われて、その2人が結婚してしまう
エピソードがあったような。それで荒んでしまったのかも?