「忘れえぬ人々」 国木田独歩
- カテゴリ:小説/詩
- 2009/04/22 01:42:55
「忘れ得ぬ人は必ずしも忘れて叶うまじき人にあらず、・・・」
みなさんは、国木田独歩 の 「忘れえぬ人々」 って読んだことがありますか?
これって、おすすめの本という訳ではありませんが・・・
僕がまだ高校生であらん限りの小説を読み漁っていた頃の一編ですが、
読後の余韻といい共感さといい、全ての面において
今になっても心に残り忘れられない小説の一つなんです。
時代は明治、軒先の雨だれが風に吹かれて舞う
多摩川溝口 「亀屋」 という旅人宿の一室が舞台
無名の文学者 大津 が、無名の画家 秋山 相手に
自分が認めた原稿をもとに 「忘れえぬ人々」 を語りはじめる・・・
もちろんストーリーは掲載しませんがww
親とか子とか親友とかお世話になった先輩や恩師は、
忘れちゃいけない人ですが、
何の縁もゆかりもなく義理もなく、全くの赤の他人なのに、
そして忘れてしまったところで何の義理人情を欠くわけでもないのに
何故か 「忘れてしまうことのできない人」 がいる・・・
そして、何年たってもその人に会った時のシーンを憶い起こしてしまう・・・
みなさんはこんな経験はありませんか? 実は、僕はよくあるんですww
まぁ、文庫本にしてほんの17ページくらいの短編です。
ぶらっと本屋さんに立ち寄って、思い出したら探してみて下さいね!
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◆ 雨音はショパンの調べ / 小林麻美 (日本語詩:松任谷由実) ◆
http://www.youtube.com/watch?v=VEAuIdiOkls
忙しいのかなぁ?
たまにINしたら顔見せに来て下さいね^^
忘れ得ぬあの方の印象が、人生の方向性を決めるカギになるとか
あるいはふとした瞬間に思いだし事無きを終えるとか
そんな一場面なんでしょうか
素敵な出来事ってずっと大切にして行来たいですよ(●σ´Д)σNE★