おすすめの本ねぇ
- カテゴリ:小説/詩
- 2009/04/21 01:46:07
「流れとよどみ -哲学断章ー」 大森荘蔵
一応、哲学書の範疇ですがとっつきやすいです。
入門書でもなく、「物と心」という結構小難しい問題を扱っていますが、
読みやすかったです。もう一度読み直してみようっと。
純文学なら
「美しさと哀しみと」 川端康成
読後感はまさに題名の通り。魔的な美しさと、どうしようもない哀しみに
浸ってみたい方にお勧めです。
「川のある下町の話」 川端康成
もう一冊、川端康成をお勧めします。こちらは切ないけれど、暖かな人間味
あふれるお話。
エッセーなら
「男たちへ」 塩野七生
男を磨きたい方、いい男を見分けられるいい女になりたい方へ。
「再び男たちへ」もどうぞ。
ラノベなら
「十二国記」 小野不由美
当然すぎてつまらない?では別のものを
「風の王国」 毛利志生子
7世紀の吐蕃(現在のチベット)が舞台。史実とフィクションを取り混ぜた
作品。既に18冊目。あと1~2冊で終わるかな?
コミックなら
「チェーザレ」 惣領冬実
悪徳の一族ボルジア家のなかでも特に悪名高いチェーザレ・ボルジア。
昔から大好きだったけど、まさかマンガ化されようとは。6巻が待ち遠しい。
チェーザレ・ボルジアに興味を持ったなら
「ボルジア家」 マリオン・ジョンソン
「ボルジア家の黄金の血」 フランソワーズ・サガン
「チェーザレ・ボルジア あるいは優雅なる冷酷」 塩野七生
「君主論」 ニコロ・マキャベリ
めちゃめちゃ偏りを感じる・・・
塩野七生ファンも多いですね。
私は彼女の作品だけでなく、彼女自体も好きです。「格好良い女」って感じで。
「神の代理人」と「ローマ人の物語」以外はだいたい読んだかな?
一番好きなのは「緋色のヴェネツィア」「銀色のフィレンツェ」「黄金のローマ」
の三部作ですが、若林区さんのお好みは?
極悪非道、残忍で女性関係も滅茶苦茶なのに、チェーザレは
女性に人気がありますね。
マリオン・ジョンソンもサガンも塩野七生氏も女性だし・・・。
ルクレツィアは・・・、どうでしょう、難しいところですね。
結局のところ彼女の結婚はすべて政略結婚だし、兄チェーザレの
手の者に襲われて重症を負った2番目の夫、ビシェリエ公を懸命に
看護したにもかかわらず、殺されてしまったり、結構不幸だったのか?
近親相姦だったかどうかは別にしても、彼女はチェーザレを愛していて、
チェーザレもまたルクレツィアを愛していたことは間違いなさそうなので、
そういう意味では幸せだったのか・・・? (ーー;)
確かに偏ってますね。
読みまくりましたわぁぁ~。
ルクレツィアちゃんは、果たして幸せだったのか不幸だったのかっ?