デクスター 幼き者への挽歌
- カテゴリ:小説/詩
- 2009/04/20 23:26:26
米TVドラマ「デクスター/DEXTER 」の原作。
「トワイライト」で、ヴィレッジブックス文庫デビューをしたときに見つけました。
デクスターって、デクスター?!
観たいと思っているTVドラマはまだしばらく手を付けられそうにないので、勢い購入~。
ジェフ・リンジーのシリーズ第1作「デクスター 幼き者への挽歌 (Darkly Dreaming Dexter)」
タイトルの余計な日本語は、やめてほしかったです。
つけたくなるのは、わからないでもないけど、気負いすぎだと思います。
昨夜は、寝る前のちょこっと読書のつもりだったのに、
ページをめくるうちにデクスターの一人称に引き込まれるように、全部読み終えてしまいました。
ハラハラ、ドキドキ、最後はほっとして。でも、この先どうなるんだろうという不安と。
なんだか、デクスターのこと心配しちゃってます。
孤独で健気で一生懸命さが可愛らしいシリアルキラーだなんて!
昏い夢を見るデクスター。
人当たりのよいマイアミ警察の鑑識技官デクスターの真の姿は、いわば悪人を殺す私刑執行人。
でも、そこには、強い正義感や悪人に対する激しい怒りも、法を越えるジレンマもなく、
デクスターは抑えられない殺人衝動を悪人に向け昇華しているだけ。
シリアルキラーのデクスターを導いたのは警官だった養父ハリー。
もちろんデクスターの将来を案じてのことですが、よい警官として勤め上げたハリー自身の結論でもあるようでした。
標的を選ぶなら殺されるにふさわしい者の中から選ばなくてはならない。
デクスターは養父の教えを「ハリー法典」と呼んで忠実に守っているのです。
ベストセラーになった第1作の発表が2004年。2006年にはTVドラマが始まっていて、
人気の高さがうかがえるのだけど、日本ではいまいちのようで、次作以降の翻訳がされていません。
米TVドラマ「デクスター/DEXTER 」のシーズン1は、ほぼ小説のストーリーを追いながら、
ストーリーの細部変えていて、サブキャラクターの性格設定も違っているらしいです。
シーズン2以降は、テレビシリーズ独自のストーリーになっているそう。
ドラマはCMしか観ていないのだけれど、すこーし印象が違うかも?
観ると違った感想になるかもしれないですが。
TVドラマの「デクスター/DEXTER 」はとても観たいのだけれど、
それよりももっと小説の続きを切望しています。
いつか読んで、あー、これなんだ!と思うのを楽しみにします♪
読んでいたら「あぁ、アレだ」と作品名がわかると思うw
>伊勢うどんサマ TVドラマもデクスターの視点で進むんですね。
観たいです~。でも、その前にHDDに録画貯めしているドラマを観ないと・・・。
ちなみに自分は TVドラマはシーズン2まで見ています。
TVドラマのデクスターはシリアルキラーの割には 好青年という感じでギャップが面白いです
なおハラハラドキドキはドラマも同じです
>ページをめくるうちにデクスターの一人称に引き込まれるように、全部読み終えてしまいました。
なるほど TVドラマでもこれはうけつがれいます。独り言というか内面描写が多いです。
このデクスターのテーマの一つは「だれにも言えない秘密」だと思っています。
「ハリー法典」に関しては一つの制約事項として とてもおもしろいですね。
というかこれがないと 単なる殺人鬼ですが
デクスターはやっぱりあのデクスターだったんですね。
いつの間に知らない邦題が付いたんだと思ってしまいました(汗)
主演のマイケル・C・ホールは「シックス・フィート・アンダー」を見て
気になっていたので、「デクスター」もシーズン1を少しずつ見ています。