スタートから苛酷だったねお兄ちゃん
- カテゴリ:子育て
- 2009/04/19 01:12:04
今日は昨日の次男の出産のときに大迷惑を被った長男の話。
ブログには次男ネタばかり書いてしまいますが
実は長男の方がイケメンです!ww
長男は大きめに生まれたので、もともと細かった魔女はほぼ全身に妊娠線のマーブル模様を施されることになってしまいました(-_-;)
真皮の裂け目だから一生消えません。目立たなくはなりましたが、なかなかゴージャスな勲章ですww
生まれた時から、なぜか結構空気が読める子で
話しかけた言葉はちゃんと理解した意思表示をしてくれるので、毎日楽しくて幸せで♪
長男がそろそろ1歳を迎える頃、次男の妊娠がわかりました。
妊娠初期から不安定で、最初に出血してしまった時に
「このまま授乳を続けると流産のリスクが上がるので断乳してください。」
という主治医の指示がでました。
オッパイが大好きな長男。
それは母としても悲しすぎる選択でした。
早朝お布団の中でオッパイを探している長男に、この時しかない無いような気がして話しかけました。
「ごめんね。これで最後なの。」
長男はジッと魔女の顔を見てからオッパイを吸いはじめました。
いつもはスゴイ勢いでジュージュー吸ってしまって、片方終わると焦りまわってもう一方を探す子なのですが・・・
この時は、本当にゆっくりと名残を惜しむように夢見るように吸っていました。
そして二度とオッパイを欲しがりませんでした。
妊娠中ずっと不安定で、長男の誕生日など機会を見つけてはダンナの元に帰ろうと試みましたが
結局ほとんど実家に世話になった状態で、何度も入院を余儀なくされました。
いくらお祖父ちゃんお祖母ちゃんが大好きだからと言って、寂しくてたまらなかったと思います。
入院中は、毎日ジジババに遊んでもらい病院にも顔を出していましたが
来る前が大変だったようです。
病院が近づくと急に取り乱してしまう長男。
困惑したジジババが訳を尋ねると
会えても一緒に帰れないからつらいということだったそうです。
言葉の発達は早く意思疎通がしやすい子だったので、その時点の彼のボキャブラリーでも充分ジジババには気持が伝わったのだそうです。
退院して実家にいられる間は、可能な限り長男と手を繋いでお散歩をしました。
たくさんお話をして笑いあって・・・
それでも、たまに抱き上げようとすると必死に拒否します。悲しそうな表情で・・・・
説明しなくても彼は察していたのです。
母の体に負担をかけてはいけない状況であることを。
せっかくの我慢を無に帰さないため、わずか1歳の長男はずっと我慢を続けていたのです。
ようやく次男が生まれて見に来たときに、魔女のベッドの上に連れてきて寝かせてある次男のとなりで安心しきったように眠ってしまった長男。
この日のために我慢していたんだもんね。
長男にとっては一生で一番苛酷だったかもしれないこの期間に、言葉数も飛躍的に増えました。
でも、どうしても言ってくれない言葉がありました。
産後数日で体が落ち着いた時、久しぶりに長男をシッカリと抱き上げました。
その時初めてチャント言ってくれました。
「おかあちゃん」
不安で言えなかった言葉を、ハッキリ口にだしてくれました。
この後は、幸せな幸せな子育ての日々が続いていくのですが
思春期が近づくにつれて、長男の心は旅を始めました。
お兄ちゃん人生のスタートに味わった、苛酷すぎる心の痛手が彼の内側にはずっと消えずに残っていたんですね。
何度も紆余曲折を経て、少し不本意なのでしょうが彼らしい道を歩んでくれていますけれど・・・・
二日続けてヘビーな出産ネタにお付き合いいただきありがとうございましたm(_ _)m
親の思いはね、ホントに無尽蔵・・・もどかしいけどね^^;思いだけは溢れるほどです。
>ちゆちゃん
生まれたときは誰でも、その家で一番賢いんです^^
いろんなこと覚えたり感じたりしなきゃならないので・・・
こんな苛酷な思いはさせたくはなかったんだけどね・・・・
>いっきゅぅさん
まだまだ悩んで闇の中を彷徨っているようですよ^^;
でも、その先に光明が見えればいいなと思っています。
>招き猫さん
男親の悲哀ですね^^;
でも、子供の成長には父親の存在ってとても重要ですよ^^
>みっきーーさん
少しずつですが、夢に近づく道を自分で切り開き始めています。
手伝ってやれないのが、つらいですが・・・
きっともう赤い糸は繋がってますよ^^
子供は本当に産んで良かったと思います。月並みですが宝物だと思います。
>ミッキー☆ちゃん
うん、そうなの・・・どうしてやることも出来ない・・・これが一番つらい。
>世沙明さん
まだまだ彼の人生はこれからですが、必ず幸せになって欲しいと願っています^^
>らんくるさん
何もしてやれない頼りない母を必死に守ってくれる立派なナイトでしたよ^^
>墨様
本当にそうですね。傷は癒える事は無い・・・でも、やはり重要なことなのだと思います。
彼が幸せになってくれることを、親として心から願っています。
願うことしか出来ないもどかしさは、いつも同じですね^^;これもまた重要な思いなのでしょうが・・・
がんばったね
僅か1歳で状況を察するなんてすごいよ
ほんとにいっぱいガマンしたんだね
でもいま自分らしい道を進んでいらっしゃるようで良かったね^^
出産って男にとって何もしてあげられる事が無いんですよね。
私も出産立ち会いましたが、ただ何も出来ずに分娩室で熊の様にうろうろしていました。
必死にいきむ妻の顔の辺りで、手を握る事も出来ず(私の手ではなくいきむ時に掴む棒を妻は握っていましたもので)ただ行ったり来たりする有様。
まだ理解出来るはずも無い産まれて来たばかりのわが子に、たった一言必死の想いで掛けた一言・・・
「どうもすいませんでした」
情けねーっすわ。
普通なら甘えたいさかりの子が、
お母さん、弟さんの為に頑張る優しさも持ってらっしゃいますし。
早いうちにそういう経験をされたのですから、
長男さんの今見ている景色は、他の人に比べ明るく素晴らしい物でしょう。きっと。
こどもって思ったよりも色んな事を感じてるんだよね
こどもへ対する思いは、子どもが増えたら 愛情が分割されるのでなく
その分増えていくものだと思っていましたが、 この日記を見て確信しました^^
ありがとうございました
ご長男、ちっちゃい心で、一所懸命だったんだね
その体験があるからこそさらに素敵な人になられると♪
利発で感受性が高かったのでしょうね。
不憫に思いつつ、どうしようもなかったので、魔女さんも胸が痛かったですね。
だから、寂しくても我慢したんでしょうね・・・
今はそんなこと無いと思いますけど、子供の頃は我慢して、頑張ったのでしょうね。
その結果、素敵な男子になったのではないかと思われます!
魔女さんの息子さんだけに、素敵な兄弟みたいで本当羨ましいですわ~!
おいらも、頑張って素敵な子供産みたいです!
その前に、相手見つけなきゃ・・・(汗)