✪コンサート
- カテゴリ:アート/デザイン
- 2011/04/28 22:30:06
私はもう半年も前から、同じ会社の彼に密かに恋心を抱いていた。
冷たいほど整った容姿、知的な声。
夏は麻、冬はカシミヤ混紡のスーツしか着ない彼。
当年32歳の東大出の独身貴族。
時々エレベーターの中で一緒になったりすると、
眼が合えばうっすらと口元にニヒルな微笑みを浮かべる。
それがまたウーマンキラーの微笑みで、
私の思いはつのる一方であった。
同じ会社という事もあり女の方からアプローチするのは、
もし、ケンもホロロにふられたら、
それこそ二度と同じ会社で顔など合わせられない。
でも、このまま何もなく、何も起こらず、片思いのまま終わるより、
たとえ恥をかいても何かして後悔する方がましだ。
私は決心した、考え抜いた末とっかかりは花を贈ることにした。
日曜の朝に配達されるように手配した、それも、
5本や10本の花ではない。
50本をまとめてドサリと送りつけるのだ、住所は調べてある。
さて月曜日、朝から落ち着かない気分で仕事も上の空だ。
彼からのどんな反応があるか気が気ではない、
そわそわした気分で午前が過ぎた。
しかし彼からはウンともスンとも言ってこない、
私は次第に失望と屈辱感に包まれた。
月曜日の午後はのろのろと過ぎていった、
5時30分退社のベルともに私のデスクの電話が鳴った。
「企画課の〇田です」低く凛々しい声で彼は名乗った、
「あ!!」と私は小さく口の中で叫んだ。
「〇子さん?」「ええ、そうです」
胸の鼓動が相手に聞こえてしまわないだろうか、
私は無意識に胸を押さえて息を吸った。
「お花、ありがとう」「あら、喜んでい頂けて?」
出来るだけクールを装って私は訊いた。
「白い花が好きなんですょ、とっても嬉しかった」「そうですか、よかった・・・・」
声に嬉しさが滲みそうになった、ケンもホロロに袖にされなくて済んだのだ。
「でも驚いた、花束なんて貰うの後にも先にも初めてだから」「嘘がお上手ね」
「それは心外だなー」と〇田は柔らかい声で笑った。
「どう受け止めたらいいのかな、と一日中考えていたんだけどね」
「お好きなように」私は声に甘さを含ませた。
「だけど男をうぬぼれさせてはいけない」あくまでも彼はクールに言う、
「ほんの遊び心ょ、気になさらないで」
「つまり、花束を男に贈るのが趣味という事?」
誘導尋問である、ここが勝負のしどころだ。
「それはノーコメント」と逃げておく、
「ところで〇田さん、音楽会なんてよくいらっしゃいます?」
「音楽にもよりますけど」
「クラッシック」
「いいね」
「実は切符が二枚あるの、金曜の夜、お暇?」
「金曜の夜はあいにく予定が入っていてね」さりげなく〇田が答えた。
私は奈落の底に突き落とされた、一度に焦り過ぎたのだ。
「それがね、ある女性に花束を貰っちゃってね。
お礼に夕食を御馳走しょうと思っていたんだょ」
立ち込めていた暗雲が急に切れ、雲間から太陽が顔お出した見たいに私の顔は輝いた。
「そのお食事っていうの、音楽会の後じゃいけないの?」
「いいね。ついでにデザートの後にホテルのラウンジで、
カルバドスを一杯やるっていうのはどう?」
「素敵だわ」口ではさりげなく言ったが私の胸は喜びと期待で膨らんだ。
「早速切符を一枚お届けするは」「ご本人から?」
「いいえ、郵送で」
金曜日、会社を別々に出た二人は、
音楽会のあるホールの近くのバーで待ち合わせることにしてあった。
私が薄暗いバーの深々としたカーペットを踏むと、
カウンターのところですでに飲んでいた〇田が軽く手を挙げた。
仕事以外で見ると、ますますの男ぶり。
それがじっと私の近づくのを見つめて
「どうして、今まで君の存在に気付かなかったんだろう」などと言う。
「今は気付いてくださったの?」
「もちろん」そっと男の手が彼女の背に触れる。
「それどころかひどく後悔しているんだ、
どうしてもっと前に気付かなかったんだろうって」
私は心の中で微笑んだ。
「ところで、今夜の音楽会の事なんだけどさ」
と急に思い出したように言った〇田は言った、
「あ、切符持ってらした?」〇田は胸のポケットの上を叩いて見せた。
「でも、一体どんな音楽会なのかな」
「ピアノコンサートょ」
「ふぅん」と何となくふに落ちない様子。
「どうして?」
「妙なタイトルがついているから、しょぱんのたって・・・何?」
「えっ!!」と私は絶句した。
「シ・ョ・パ・ン・ノ・タ」と〇田がくり返した。
呆気にとられていた私は、いきなり可笑しくなり腹をかかえて笑い出した。
ショパンの夕(ゆうべ)を・・しょぱんのた・・だなんて、
ゲ・ン・メ・ツ・・・・。
本読んでますから~~。
鼻べちゃ犬は食べるとき空気をたくさん飲み込んでしまうので、オナラがたくさん出るんだそうでし。
そしてオナラの連発でし・・。
ものすごいでし・・・いびきが可愛い~~~。
ちがーう。。フレブルのことょ・・♡
それがわかれば・・・超人でし・・・ひとりなんだから。
うん。
同じ部屋だけど・・専用の寝床で寝ます。
今マスターのが飼ってるフレブルが我が家にお泊りに来てます。
私も行ったょ・・・・何時 ? 。
それじゃ・・・今夜・・レイの・・あの店で待ってます。
おかしい(^^)
こういう男性嫌いじゃないです^^
むしろ好印象です^^
ほっこり出来ました。
まーお話ですから、実際はそんなこと出来る人はいるかなー。
人ですから100%なんてありえないでしょ、あり得るかな・・・。
めいいっぱいカッコつけてるのに
ちょっと間抜けなくらいが
私は好き♡
でも○子さんみたいな回りくどい
恋の駆け引きは苦手だなぁ~(^^;)
外見で惹かれても、中身がどうかまでは判断つかないし、
まーこれからですかね?w
カッコつけてるだけのペラい男なら笑われたことで怒ってしまい the end ですかねぇw
彼女のほうもカッコだけに憧れてたのならゲンメツしたとこで気持ちがもう the end かな?w
実際ホントに貰ったら・・・花瓶もないしどうしよう・・・そんなのは貰ってから考えるべし。
微妙なやりとりと、サプライズいいね~♪
いきなり、50本もの花束が送られてきたら
サプライズを考えていた事を考えると嬉しい^^
そうでしょ、私なんていかが―。
求めていたのは100%何ですねー・・・、そんなのあるかな。
また読んでチョ。
続きは考えてないもんな――。
ニャハハハ~ん、楽しい人がいいすょ。
そんな事の後は意外と力抜いて付き合えるんじゃないかな^^
あばたもエクボになるほどは恋していなかったんだね。
またステキなお話を宜しくお願いします♪
この手の男女のやりとりが以外と好き^^
最近おもしろい本に出会わなくって☆
性格って、自分以外の人が、あの人はこういう人だと決めてしまうそうです。
人の決めた性格じゃなく、自分らしさを素直に出せることが大事ですよね~。
これも続編を書く気なら・・・また最後はドッカーンでしね。
気楽が一番・電話は携帯・三時のおやつはあなたでし。
人前ではカッコつけてるとか?
後者だったら、すごく好みです。
男っぽくて可愛い男性、いいなあ。
ハィハ~ィ可愛くて・・よろし。
好みは大事ですからね~~~。
私は甘々ですから・・よろしければどうぞ。
軽ーーく抜けてるところが、気楽でいいんじゃなあい。
ギャップぎゃっぷ〜!!
くぅ〜〜><♫
私は昔、「カムイ外伝」を「カムイタト伝」て何?って
聞いたことがありますが。何か?(笑)
ま、さけ美好みの男性でないからいっか。
今夜の中・高校時代の仲間との飲み会で「さけ美は今もって恋愛進行中のエストロゲン↑だね」
と、おホメというのか35年以上変わらないのがスゴい、という言葉を頂きましたのよ。
(仲間の2人は入籍なしのパートナーと.1人は夫&子供二人もそろってるメンツ)
あったり前田のクラッカーだーにゃ!!
○田くん、かなり胸キュンポイント高いですw
一緒にいて肩がこらない人が一番でし。
どんと毎度おおきに~。
可愛いベイビーハィハィ!! 。
おー!! それって私。
でも・・・ちょっと抜けてるくらいの方が
好きかな。
わたしもバカだしww
なんてガッカリな結末・・・
○田君゚*。(p`・ω・´)q。*゚ どんまい!
少し隙があるくらいのほうが素敵でしたよ♥ カワイイですもん
可愛いから・・ほれてまうやろ~~~~~。
ふふふ・・・反対に盛り上がるかも知れませんょ。
こんな人いたら面白いでしょ。
せっかくのムードも台無しですね(#^.^#)
スイートなハーレクイン読んでる気分だったのに最後。
大笑い~~~
テンション下がってたから↑↑になれてよかったよー感謝感謝^^