アニメ「もしドラ」1話をみて。
- カテゴリ:日記
- 2011/04/26 23:32:37
先ほど、アニメ「もしドラ」第1話をみました。震災の影響で延期されましたが、テレビ放送がされてとてもうれしく思っています。ボクは野球とアニメが好きなんですが、いままで野球もののアニメやマンガは見たことがありません。なぜ見ないのかといいますと、野球(というかスポーツ全般)は「筋書きのないドラマ」なので楽しいのであって、たとえどんなに視聴者にとって予想外な展開になっても、「筋書き」はあります。それが今まで敬遠してきた理由です。
では、なぜ見ようと思ったのかと言いますと、やはり今までの野球界ではありえないやり方で野球をするから、という理由です。野球というものは年が進むにつれどんどん変化していきます。変化球の数は増えたり、映像による分析をしたり、科学技術の進歩でいろんな機械を使った練習をしたり・・・。しかし、「野球」はあくまでも「野球」であり、ほかの分野のものを取り入れることはありません。ですから、今回どんなことをやってくれるのか非常に期待し、見ることにしました。
※ここから下は野球とポケモンの濃い話が続きます。注意!!
つい何年か前、海の向こうのメジャーリーグでは新しい考えかたにより、戦うチームの躍進が目立ちました。
その考え方というのは、ビル・ジェームスが考えた「マネーボール」理論です
たとえば、
・どんな時でもバントはしない。
・盗塁はしない
・選手の指標をみるとき、打率や防御率はみない。
・才能のある高校生よりも、大学生ばかり取る。
・・・などなどです。正直最初は理解不能でしたね。ただ、これらのことは科学的根拠のもと成り立っていることは証明されてますし、マネーボール理論を使った代表格のチームであるアスレチックスが強いチームだったことが何よりの証拠です。ちなみにアスレチックスはなぜこのような考えのもとチームを作ったのかといいますと、単純にお金がなく、「見かけの数字上のすごい選手」の獲得はできなかったわけです。そこで、より安価な「見かけの数字よりも貢献度が高い選手」を多く獲得し、チームを強化していったのです。今までの常識にとらわれなくても、いいチームは作れることを証明したわけです。もっと詳しいことが知りたい方は「マネーボール」で検索してみるといいでしょう。
ここでふと、ポケモンもそうじゃないかと思ったのです。ポケモンもやはり「見かけの数字上強いポケモン」や「そのポケモンが一番強い型(いわゆる「テンプレ」)」が存在しています。例えばですが、ポケモンも野球の選手と同じく「値段」がつけられている、とします。当然種族値が高いポケモンやテンプレのポケモンは高く売っています。なぜなら「対戦で活躍できることが証明されているから」です。もちろん、お金もちの人はこれらのポケモンを買えるため、「見かけの数字上では強いパーティ」ができます。
しかし、貧乏な人は低種族値のポケモンや、テンプレとはかけ離れた型のポケモンなどの、「見かけ上では、明らかに弱いポケモン」しか買えません。
ここまでみると、貧乏組には勝利は難しいのか、というとそういうわけではありません。見かけ上は、「明らかに弱いポケモン」でも勝つことは可能です。たとえばサザンドラは、「りゅうせいぐん」を基本とした特殊型が多いので、特殊受けで受けるのが基本です。しかし、ここで「サザンドラにとってはマイナー」である物理技の「げきりん」を選択したらどうでしょうか?相手は間違いなく戸惑います。ここで相手にとって最悪な状況を述べますと、「相手にサザンドラがいるから、特殊受けで対応したが、物理だったので止められるポケモンがいない」ということです。なぜこうなったのか?相手はサザンドラ=特殊中心という「当たり前の概念」にとらわれたため失敗しました。反対にこちらは「基本にとらわれないこと」をしたから成功したのです。もちろん相手がしたことは当たり前の選択です。なぜなら「特殊サザンドラは対策しなかったら物理よりも強い」からです。つまりこの場合は「特殊サザンドラの知名度を生かした物理でのサザンドラの強さ」と「テンプレでなくても十分勝てる」ことが言いたかったのです。
他の例ですが、「マグカルゴ」というポケモンがいます。マグカルゴは「種族値が低い」「弱点が多く、しかもメジャー」=「弱い」が基本的な見方です。しかし、このポケモンはうまく使うと、一部の「見かけ上強いポケモン」に完全に勝てます。これは自分の経験談ですが、相手が「マグカルゴは弱いから対策不要」と、勝手に考えてパーティを組んだことで、マグカルゴで完封できました。このように、「見かけ上は弱くても、一部の見かけ上強いポケモンには強いポケモン」は結構います。
で、何が言いたいかと言いますと、「安いポケモンを集めパーティでも勝つことはできる」わけです。
・・・すいません。文字数が!ちょっと続きます。