社会的弱者
- カテゴリ:日記
- 2011/04/26 21:59:57
差別がある社会、社会的弱者に厳しい社会は、
多数者である一般の人々にとっても、住みづらい社会であるという
主張がされてきました。
『橋のない川』 住井すゑ
歴史的な経緯を踏まえ、弱者にやさしい社会になってみると、
弱者に配慮する費用や法が一般の人々には案外負担になっている
そういう現実が見えてきました。
日本人にとって、アフリカは遠い国ですが、イタリアからすれば近い国です。
チュニジアで政変があり、難民の多くがイタリアからEUに入り、フランスに
向かいます。チュニジアの人々はフランス語が話せるのです。
http://www.jetro.go.jp/biznews/africa/4d34fbe79e728
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011041902000029.html
一方、フランスにとっては迷惑な話で、イタリアが難民問題を解決できない
事に不満があるようです。
http://www.jetro.go.jp/biznews/africa/4d34fbe79e728
イギリスのキャメロン首相は
「移民受け入れという慈善」はやめた
と述べています。
移民にやさしい国づくりをすすめ、弱者に配慮してきたら、
生活保護などの社会的コストが増大してしまった。
政治家はそう考えます。
弱者に配慮できる社会は、豊かな社会どころか、
弱者にかかるコストは一般の人々にとって負担になりつつある、
という新しい事実です。
生活保護費用と、年金を比較すると、生活保護費の方が費用が
かかるならば、年金を納めようとしなくなります。
社会的弱者という言葉で強者になりつつある弱者と
一般人はどう向かい合うか、それがちょっとした難問です。
住井すゑさんの講演会に行かれたのですね!
アクセサリーのようなものがあるのでしょうか、
自分にはわかりません。
温かい心が持てるようになりたいものですね。
住井すゑさんが、講演会で、アクセサリーがきらいだと話していらしたのを思い出します。
本当のアクセサリーは、心の中にある。私も思うのです。
recoさんの心の中にもアクセサリーがありますね。
温かい心をアクセサリーなんて言ったら怒られちゃうかな?