トワイライト
- カテゴリ:小説/詩
- 2009/04/15 22:33:46
ヴァンパイアものなので気にはなりつつも、日本語タイトルとカバーに引いてしまって手を出せずにいたら、
映画化のおかげなのか、ヴィレッジブックスから大人装丁の文庫版が発売されいていました。
17歳の少女とヴァンパイアの初恋ロマンス。
中学生くらいが対象かな?美形大好き女の子向けライトノベルです。
装丁がシックになっても、中身は同じ。一部加筆修正だそうですが。
読み始めは「あたし」一人称と翻訳文章に、ちょっとくらくらしてしまいました。
気を取り直して「あたし」は「わたし」に脳内変換しながら、あまり気乗りせずに読み進みました。
たぶんに翻訳文の印象の影響も強いと思うのですが、主人公にはイライライラ。
このコ、なに?うっとおしい。
エドワードったら、こんなコのどこがいいのよっ。
・・・ということで、いい歳してハマってしまってしまいました。
キャラクターがとても魅力的です。
おそらく、深いであろう行間には、きっと、複雑な人物像が描かれています(笑)
別世界等ではなく現代に舞台を置いていて、ヴァンパイアの設定もいろいろ考えられていますが、
どうもチープ感が否めないのはご愛嬌というか、それもまた楽しくて面白いです。
たぶん、たいていの今時のジャパニーズ・ティーン小説よりもハイクラスなのでは?
今時のティーン小説がよくわかっていないので、たぶん、です。
軽るくさくっと読めますが、私には違った文体の翻訳だったらもっと面白かっただろうと思います。
吸血鬼に魂はあるのか?
ひょっとしたらもう少し深みのある物語になっていくのかもと思わないでもないけど、
やっぱり、ちょっと無理そうです。そういう物語にならなくても、続きが楽しみです。
映画も観に行きたいです。
予告は、えーっ?!という感じがしましたが、それはそれで、えっー?!を楽しめそう。
ヒロインはぴったりです。映画はまだ観ていないけど、彼女のイメージで小説を読みました。
バケモノにはなりたくないと人間の血を拒みヴァンパイア仲間からも孤立しているカーライル・カレンは、
なんと修行(どんなだ?!)で血の渇望を克服し、医師として人間の中で生活していましたが、
あまりの孤独から死に掛けた人間を選んでヴァンパイアにし、自分の家族をつくりました。
カレン一家は、動物の血のみを吸って生きる「菜食主義者」のヴァンパイア・グループなのです。
その一人が、主人公の少女ベラが出会って恋に落ちるエドワード・カレン。
物語は、ベラがいつも雨と霧の町に越してきたところから始まります。
人間を襲う別のヴァンパイア・グループや、人狼の一族も登場してにぎやかな中、
目下、エドワードと相思相愛のベラは、エドワードの気持はそっちのけで、
自分もヴァンパイアとなってエドワードの花嫁になることを夢見中です。
私も12歳のころならラブ・ストーリー展開を楽しめたかもしれませんが、
すれた大人なので、ちょっとあんぐりしていまいます。
第2巻まで読んだところでは、後半でジェットコースター・ストーリーになるのがパターンのよう。
ヴァンパイアのことを指す“冷人族”の原語が気になります。
ステファニー・メイヤー著の原作”Twilight Saga”は全4巻
(Twilight、New moon、Eclipse、 Breaking dawn)
第1巻「Twilight」→
単行本
1 愛した人はヴァンパイア
2 血は悲しみの味
3 闇の吸血鬼一族
文庫本
「トワイライト 上巻」
「トワイライト 下巻」
第2巻「New moon」→
単行本
4 牙は甘くささやく
5 狼の月
6 嘆きの堕天使
文庫本
「トワイライトⅡ 上巻」
「トワイライトⅡ 下巻」
3巻は「トワイライト Ⅲ」、4巻は「トワイライト Ⅳ」なのでしょうね。
日本で勝手につけられた単行本タイトルよりよほどマシですが、美しくまとめた原題がもったいないです。
文庫版は、原書表紙を縦半分にしたデザインになってます。上・下を並べると原書の表紙。
小説のイメージにあった表紙です。
Ⅲの文庫発売はいつだろう~。
そいうえば、初・ヴィレッジブックス文庫でした。
>アリシアさま 映画もティーン向けだろうと思っているんだけどねー。
>ruruサマ 子供の恋愛ですけどねー。映画が楽しみです~♪
小説の方も読んだ事無いですがヴァンパイアで恋愛物ってだけで
見たくなってしまった作品です。。原作も人気高いみたいですね^^
映画も小説も一度も見たコトがないんですが、ほんのちょっと気になる作品です。
でも小説は読まない派(活字が苦手・・・)なのでDVDになったら見てみようと思います★
個人的に、ヴァンパイアネタは好きなのです。
ムズムズしそうですが、ちょっと読んでみたいな、と思っちゃいました(´∀`*)ウフフ
マンガでも、萩尾望都の『ポーの一族』という名作がありますよ♫
母親が持っていたのを幼い頃から読んでいたので、思い出の作品です^^
『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』は、原作が好きで、ブラピはもちろん大好きだし、
原作者による脚本なのに、宣伝段階で、げっ!と思ったのを乗り越えられず、いまだに観ていません。
>すかさはサマ 古橋さんがわからなかったので検索しました。どのタイトルにも見覚えがない~。
このあたり(どのあたりだ?)の作家さんは、ぜんぜんわからないです。
アン・ライスの小説を10としたときのトワイライトのヴァンパイア物語的なMY面白さは2くらい。
強引な比較(笑)
迷っていたので、助かりました。
ティーン向き、いわゆるライトノベルはピンキリです。
吸血鬼物も多いけど、あんまり多いんで追いかける気力がわかなくなりましたw
そっち系だと古橋英之の『ブラックロッド』『ブラッドジャケット』『ブライトライツ・ホーリーランド』
の三部作(作品自体はいわゆる吸血鬼物じゃないですが)に出てくる吸血鬼が、これぞ、という感じです。
「人の形をした虚ろ」愛情と食欲と破壊衝動が同一、という。
気を取り直して「あたし」は「わたし」に脳内変換しながら、あまり気乗りせずに読み進みました。
(^m^)プププ!わかる気がする~。私も中学の時のコバルト文庫では「あたし」が
かわいいと思って読んでましたが、今では同じく拒否反応おこします^^;
でも、結局ながつきさんはエドワードにははまってしまったんですね(^艸^)☆
ぜひ映画はみてみたいですね~
ヴァンパイアものといえば…
ブラッドピット&トム・クルーズの「インタビューウィズヴァンパイア」
ですが、私には昔のマンガの「ポーの一族」の印象があまりに美しく切ないイメージがあるので
トム・クルーズのゾンビっぽくなった姿は受け付けませんでした^^;