Nicotto Town


日々reco新聞


知的整合性-東アジアと共産主義-①


①共産主義・社会主義国家の破綻を目にした人々は、この体制では
やっていけないことを、納得しなければなりませんでした。
共産主義の破綻前は、資本主義の欠点を克服する視点として、
共産主義的な政策を用いようと考えました。
実際、共産主義的な政策の多くが、アメリカや日本など西側の国で
採用されました。※1

②共産主義国家が無くなってみると、西側国家が参考にした諸政策の
いくつかが、それを採用する根拠が無い、ということになりました。
それで、この分野について考える、思想家や経済学者、社会学者等は
資本主義に対抗するか、補完する、次の発想を求めました。

③それを知的整合性(英Intellectual integrity,
独Intellektuelle Integrität)と呼ぶことにします。
明日の飯が無くてはいけない(理念だけで国民を食べさせられない)、
とはいえ、社会・体制を包括する何らかの思想が無くてはいけない、
そのせめぎ合いが、今なお続いています。

④その例は、共産主義国家の崩壊後、緑の党や環境保護活動が活発
になったこと。資本主義国家が環境を破壊しながら繁栄しているという
説明は、一定の説得力があります。

⑤現在も、次の体制についての模索が続いています。
それを踏まえ、ソビエト連邦、中華人民共和国が国家破綻をした後、
方針転換を余儀なくされ、資本主義=マーケット型国家に変貌を遂げ
ています。

⑥共産主義の巨塔である中華人民共和国とソビエト連邦が、その看板
を捨てたということは、オセロにみたてた地図が大きく塗り替えられる、
ということです。
欧州の緊張緩和を見ていれば、この空気に触れることができれば、
それは四半世紀前に感じることが出来ました。

⑦アジアでは共産主義の崩壊を感じ取ることが実はできていません。
社会主義市場経済などという造語の中国、共産独裁国家の北朝鮮
が今なお存在しているからかもしれません。

これはいわゆるエスタブリッシュメント(支配階級)である、政治家、
思想家、社会学者、マスコミの人々でさえ、理解も把握もしていません
でした。むしろ、見ないふりをするか、気がつかないふりをしている
ようにも見えます。無視が体制維持の利益になるか、それは疑問ですが
そう捉えているのかもしれません。

⑧日本人の多くが、「共産主義終わったな」と感じたのは、ベルリンの
壁崩壊(1989)、バブル崩壊後のケインズ的景気回復政策の失敗(1992~)
ではなく、金正日北朝鮮総書記の日本人拉致事件の北朝鮮の関与を
直接認めた小泉首相訪朝(2002.9)であります。※2
今まで大使館の扱いを受けていた朝鮮総連は、テロ組織であり、
中国を除き東アジアの共産主義国として唯一残った国家の内幕が
日本の主権を脅かす恐ろしい国家であることが、明るみになって、
どのような擁護もできなくなった時点で、多くの日本人は共産主義の
幻想をもつことができなくなりました。※3


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2011/04/16 19:52
ヮ───(;゚;┏Д┓;゚;)───ぉ!!ビックリ

うん・・・・

お見事です(*'ω'ノノ゙☆パチパチ

しかし  コメントが。。。

頭良くなってから しますね^^




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