Nicotto Town


「さくら亭」日報


感想「SHORT TWIST」

佐々木淳子のコミックス未収録作品群。
コミックスの45%くらいを〆るのが表題の作品。

ふっと意識が飛んでしまう……
多重人格かと思えばそうではないらしく、
ランダムな年齢の自分の中にトリップしてしまうのだ。
その「ねじれ」に囚われた操・拓美・レニィの3人は1996年に起こる事故が
その原因ではないかと予測するのだが……


1988年にプチフラワーに掲載された作品だから、1996年は「未来」だったのだね。

なんだか『夏への扉』とか読み返してみたくなったり。
近未来を描くのは時に危険をはらむ
(『ぼくの地球を守って』や『ZERO』のように完結までにその時代が来てしまったりとか。
あれ?『ぼく地球』は間に合ったっけ?)。
そこに希望はあるのか、絶望はないのか。

幸福な記憶が過去にしかないのは不幸だと思う。
ささやかでも「今」の幸せをどんなに小さくても見つけていければ……
などと考えたのは、読後の感慨である。
あまり作品に関係ないのだけれど。

佐々木淳子の作品を一番読んでいたのは『ダークグリーン』のあたりか。
結構、初期作品も読んでいるはずなんだけど
ふと思い出すのは『那由他』だったりする。
あの頃は「へんな名前ー」とか思っていたヒロインの名前。
その名がふさわしい壮大な物語であったと気付くのは
連載終了して10年くらいたってからだったかも。

しかしそんな漫画が連載されていたのは「少女コミックス」だったんだぜ。
しかもラブ要素もほとんどないのに、よくもまあ掲載できたもんだと。
ある意味、雑誌の包容力もあtったのだと思う今日この頃だったりする。


同時購入したのが『変幻退魔夜行 カルラ舞う!』聖徳太子の呪術編1。
通算25周年、50冊目だそうだ。
ある意味、感慨無量。
しかし翔子たち、まだセーラー服着てるんだ……。

アバター
2011/04/10 05:45
無駄に記憶容量使うのは若い特権というか(笑)
漫画や小説の作中台詞や詩なんかは結構覚えたものだけど。

SHORT TWISTやっぱり持ってたね(笑)
なんとなく買ってしまったんだよ。
短編に覚えのあるものもあったけど。
馬鹿みたいに読みまくってたからー。
アバター
2011/04/10 01:48
那由他なつかしw
「雨の降る日は懐かしい何かを思い出しそうになる。それが何かはわからないけど遠い昔の大切な・・・・」
もう無理だが、昔は3巻分すべて台詞覚えてたはず(アホですか)
そんなところに記憶容量割いてどうする自分…。

SHORT TWISTあるのに・・・言ってくれたら貸したのにw



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