佐野源左衛門をご存知ですか?
- カテゴリ:日記
- 2011/04/05 12:56:12
ウィキペディアで説明
今は学校のテキストに載っているでしょうか
recoが小学生か中学生のころ、歴史の教科書にのっておりました。
初めて読んだとき、ふるえるほど感動した(大げさな表現ですが本当です)
ことを覚えています。
このブログをエントリーする際、いつものとおり軽くグーグル先生に
聞いてみるのですが、今回のタイトルについては、十分な回答が
得られませんでした。
マイナーなのでしょうか・・。
一人の武士(もののふ)のお話です。
北条時頼という鎌倉幕府トップの人が病気を理由に僧になり、
ひとり、身分や名前を隠して地方を旅していたことがありました。
雪の降る日のこと、腹が減って寒いので、一泊の宿を貸してもらおうと
しましたが、家さえもない。
ようやく見つけた家には、身をやつした武士が住んでおりました。
時頼が一泊させてもらおうと頼むと、食べるものも火もないので
よそに行ってください、と源左衛門が答えます。
せめて宿だけでも、と頼み込み、一泊させてもらった時頼に
源左衛門は大事にしていた盆栽(非常に手間隙かかるものです)を
火にくべて時頼に暖をとってもらいます。
その際の言葉、
「自分は今、こうして身をやつしているが、これでも武士であって、
危急があり、いざ鎌倉の号令があれば、すぐに参じます」と
時頼が扮する僧に語りました。
その後、いざ鎌倉の号令がかかった時、
時頼が探させると、確かに源左衛門が一番に駆け参じていた、という
話です。
小中学生の皆様、テキストに載っているでしょうか?
歴史か道徳かどちらかは覚えていませんが…。
佐野源左衛門という名前を見たときは誰だかわかりませんでしたが、その逸話は有名だとは思うんですけどね。。。
これを初めて読んだときは自分の大事なものを火にくべるなんて酷いな、とむしろ盆栽に同情した記憶があります。
素性の分からない人のためにそこまでするなんて本当に盆栽を大事にしていたのか?という感じで。
中学生の頃からひねくれてたのかもしれません(笑