参加予定だったフルマラソン大会、震災で中止になっていた。
参加費の返金も検討中とのことだったけど、被災地に寄付することになったらしい。
その連絡レターが届いた。

「うん、良いよ」　と直感的に思う。　いや、本当に。　ナイスです。


でも、ここで頭の体操。自分に聞いてみる。
「で、なんで、良いの?」

だって、寄付するつもりで入金した人、１人もいないはず。
本来であれば、費用差し引いて残金は返金すべき、これ間違っていないはず。

Aの僕
「だって、所詮趣味の類。困っている人に寄付するほうが役に立つじゃん」

Bの僕
「それはそうだけど、だったら別口で寄付すれば良いじゃん。実際、別口で寄付したし。」

A　「じゃあ、返金したほうがいいの?今返金したら、事務局は手間がかかって大変で、選手には何も残らず、振込み手数料で銀行が儲かるだけだよ。」

B　「自分のお金の使い方は自分で決める、これ当然。それも聞かないで、かってに寄付を決めちゃうなんて、何の権利があるのかな。多分、裁判なら勝てるはず。」

A　「裁判では多分勝てるだろうけど、たかだか参加費数千円のために訴える人なんていないよ。非現実的だね。」

B　「実際に訴えるのではなく、権限の話。僕は、大会の開催・運営のために使うという条件ではらったのに、予期しない使い方をしたのはどうかと思う。」

A　「本当に予期していなかった?この非常時に、趣味にお金を払えるなら、この分寄付してもいいやって思わなかった?」

B　「うん。そこはポイント。正直、そう思った。少し気になったのは、寄付するかどうかの決定過程に、出捐した人の意思確認をしていない点だね。」


ということで、

中止が決った後、返金してもらうぐらいなら寄付したほうがいい、と僕は考えていた。
なので、僕から直接でなく、大会事務局から寄付してもらったほうが、手間もかからず、much better　だと思う。

なので、結論として「うん、良いよ」とおもう。
まぁ、こんなものか。

でも、できれば、決定する前に意思確認をしてほしかった。
あと、できれば、この寄付金、健康とかスポーツ施設の修繕とかに使ってほしい。
それと、いくら費用ががかったか、いくら寄付したか、きちんと報告してほしい。
(本当によくあるんだよ、「寄付金詐欺」って･･･)

それから、絶対、被災者のタバコ銭に化けないように強く願う・・・。


・・・・・・やっぱり、これだけ色々条件を付けたくなるから、
安易に「良い」とか言わない方がいいのかな?


(しかし、我ながら理屈っぽいなぁ。モテないはずだw)