ことばのチカラ
- カテゴリ:日記
- 2011/03/30 16:53:35
あぁ…そうだった。
宮沢賢治さんは被災地岩手の出身でした。
渡辺謙さんらが立ちあげた被災地応援サイト
kizuna311.com
あまりにも有名な
「雨ニモマケズ」
の朗読で改めて思い出しました。
小学生の頃、国語の教科書で必ず出会う宮沢賢治さん。
「よだかの星」は、あまりのも哀しい物語。
辛く哀しい思いをした人は
どこかで必ず報われ、幸せになるのだと信じたい
子どものわたしには、あまりにも切ない話でした。
自己犠牲や、献身など
本当に美しいことは、強くなければできません。
強いということは
また、とっても哀しいことなんだ。
そう強く感じて、ああ…とても無理と思ったのです。
心を揺さぶられはするものの
あまりにも寂しくて、それからパタンと本を閉じたのでした。
関西人なら、同じ時間に3倍喋るやろうなぁと思われる
被災された方々のおっとりとした語り口に
東北の人は我慢強い。
本当にそうだなぁと感じています。
雨ニモマケズ
風ニモマケズ
そんなことばのチカラが
しんしんと伝わってきます。
こんな時だからこそ。
このサイトで、被災者の皆さんを応援するメッセージと共に
詩の朗読を聴くことができます。
http://kizuna311.com/
起こってしまったことは、どんなに願っても
誰かのせいにして非難しても、願っても、
変わることはないものね。。。
復興と収束を願いつつ
自分のできること、ささやかに続けて行くこと。
瓦礫の撤去が進む被災地
その膨大な距離、
失われた普通の風景を
おとなであるわたしたちは
今、一度
本当に目に焼き付けておく必要があるのかもしれない。
まだ1万8千人以上が安否不明。
その現実に、ともすれば慣れてしまいがちなのは
風景を本当に見ていないからかもしれない。
そんなことを思いながら
明るく元気も必要だと
暮れゆく春の夕べに思うのです。
ことばのチカラが
どうぞ、たくさんの人の支えになりますように。
雨ニモマケズ
風ニモマケズ
忘れかけていた日本人かもしれません。
ゆみさんも気付かれましたか。
こんな時に、知名度のある俳優さんなどが
動いてくれると、注目を集めやすいので
それぞれの立場で何かを発信して欲しいなぁと
願っています。
そうそう。もともと俳優さんや女優さんなので
声も良いから、
ますますに胸に沁みてきますね^^
岩手県出身だったんですね。
東北だとは記憶していたんですが・・・
雨ニモマケズにももちろん良いですが、
俳優さんが朗読しているのがまた心にジーンときて胸を打ちます。
日本語って良いなと思いました。
雨ニモマケズ
は、日常生活の暖簾などにもデザインとして描かれ
見つけることができました。
いわば「自己犠牲」の精神でしょうか。
無力に涙するのは辛いですね。
罪悪感が伴いますから。。
たくさんの方々が、今、同じような思いに
捕らわれておられるかもしれませんね。
さきもりさん
エネルギー利用するには、あまりにも不安定な原子力
また、簡単に兵器にも転用されてしまう
あらゆる負を背負ってなおも、依存する世界を作ってしまうのか
世界中にある原発の行方
エネルギー問題は今、一つの岐路を迎えているのかもしれません。
被害が最小に留まりますように
願ってやみません。
きっとそうだろうと思うんです。
人前に出ると、変に頑張っちゃう。
今はある種の過渡期。
集団のコミュニティが分断されていないので、もっと大変な人がいる
その思いが人を支える。
でも、やがてはそれぞれが個としての生活に戻らなければならない。
その時にね、どっと襲ってくるんです。。
厳しいだろうなぁと。。
それは逆にわたしたちもそうなのだろうと。
思いはあっても、わたしたちもやがては個の生活に戻り
そこで、たぶん起こって来るであろう身近な出来事に対処することが
重要になってきます。
やれるうちにやっておいて
継続できるような道筋を組み立てておくのは大切かもしれません。
振り返れば、あんなにしてくれていた
それを思い出すだけでも、長い年月の途上で
一つの財産となる可能性も。
もちろん、それは個々の状況にもよるんですが。。
忘れられてしまうことが一番、寂しいことなんです。
でもね、人の意識はそんなに長く同じ場所に
留まることがないのが現実。。。
カウンセラーなど、心理的サポートも早急に必要なんだけど
とても、とても、まだそこまでが。。ね。
まぁ、同じことばっかり、また言ってますね^^;
まだまだ、救援物資も届かない避難所もあるようです。
テレビが入ってくる避難所は
限られているとも聞きました。
あっという間の3月でしたね。今日で終わり。
本当にこれからです。。
宮沢賢治さんの作品は、いたるところ哀しみが潜んでいて
大人にならなければ、本当に理解できないような感じがします。
イーストハーヴという桃源郷を夢見て、いたようで
アッシュさんの「グスコーブドリの伝記」も
その関連のようですね。
東北の自然の中で暮らしていくのは、
過酷であったんだろうと改めて思えてきます。
それでも人は、暮らしてきたし、これからも暮らしていくのでしょうね。
クニモサレズ
サウイウモノニ
ワタシハナリタイ・・・。
でもなれなかった。なれないからなろうとした。
きっと、人に向けて流す涙より、自分の非力さを嘆く涙のほうが重たいと、思うのです。
あの原発を見るたびに。
(=^. .^=) m(_ _)m (=^. .^=)
その気持が強すぎて、テレビの前やボランティアの前では、明るく振舞ってしまうそうです。
そして人が引いた後、どんよりするのだそうです。
それもそうだろうと思いました。。。
時の経過とともに薄れないように応援しないとですね。
「銀河鉄道の夜」あたりが、最も古い記憶ですね。
身の回りに読み物が限られている環境で、半ばしかたく読んだ記憶がww
繊細で、心に訴えかけるようなモノが多いので、ちょっと苦手だったのかな。
「グスコーブドリの伝記」?こんなタイトルのもあったかな。