溝の中のスミレ
- カテゴリ:日記
- 2011/03/27 20:32:08
まだ風は冷たくとも、季節は春に向かっています。
少し俯き加減に歩いていたら、目に飛び込んできた
小さな花。
コンクリート溝の割れ目を破り
スミレの花が、可憐に咲いているではありませんか。
雨が降れば、溝に流れ込む水で全身浸かってしまうでしょう。
日当たりも良いとは言えません。
花はくっきりとした紫ではなく、
色褪せ、草の色に似てしまったけれど
こんな場所にも、負けないで咲くのだと
足を止めて、ずっと見つめていたい
愛おしい気持ちにさせてくれます。
見渡せば、細い枯れ枝にも、
小さな新芽が顔を出しています。
長い冬を耐え抜いて、
ささやかにひっそり咲く花もあれば
鮮やかに咲き誇る花もある。
季節は必ず巡るのだ。
そう、教えてくれます。
被災地のみならず
日本も長い冬の季節を迎えるかもしれません。
それでも、やがては終わりが来て
花咲く時が来る。
四季美しい日本で
やがて訪れる春を信じて
わたしたちは、自分のやれることを
淡々としながら進んで行かねばなりませんね。
どんな場所にも
花は咲くのだと
日の当らぬ、コンクリートの溝の
割れ目に咲いた
小さな色褪せたスミレは
生き抜く事の勇気を伝えてくれました。
ブログ更新はできるのですが
訪問はまばらになるかもしれません。
コメントレスも、ちょっと無理かもしれません。
ごめんなさい。
どこにお住いか知らなかった方が
インしてくれました。
被災地からでした。
助けられぬ命に心を痛めておられるようです。
失われた犠牲を無駄にせぬように
わたしたちは、少しでも前に進まねばならないのでしょう。
今自分が出来ること
をこなして行ってこそ
次を迎えられるです
かな^^
ただ待つ、耐えるより
今出来ることをして
過ごす こりも一手^^
いつもは4月の上旬には駅前の桜並木の道を中心に「さくら祭り」が開かれます。
でも、さすがに今年はありません。
我が家の近くにも桜は何本もありますが、やっぱり一番の圧巻の景色は、その駅前の並木道と
そこから遠景に望める小い山の斜面に植えられた桜です。
先日夫が
「今年は桜を歩いて見に行くようだね」←JRが復旧見通しなしなので
と言ったので、私は
「さくら祭りは中止だよ」
と答えました。
そしたら夫が
「お祭りがなくても、桜は咲くよ」
って。
そうですよね。
桜は咲きます。春が来れば。
そして、スミレも。
私も今は徒歩移動の日々なので、小さい春の気配を探しながら歩こうと思います。
そして桜が咲いたら片道1時間ちょっとの散歩をしながら、春を楽しみに行きます。
人もそう有りたいです。
子供のころ、あまりお目にかかった記憶がないんですけどw
大阪周辺、てか俺の住んでた辺りにはなかったのかな。
今回の出張で、熊本の八代ってところに行ってたんですけど、そこにはいっぱいありました。
スミレのみならず、菜の花も満開。
あとレンギョウ、モクレン、ヤマツツジ、桜・・・
名前も知らないお花がたくさん咲いてました。
やっぱ南なだけあって、春が早いのかな。
でも、風はけっこう冷たかったですよお。
俺の友達でしばらくインしていなかったヒトが2名、昨日インしてました。
一人は気仙沼、もう一人は茨城。
どちらも被災者。
どこに住まっているのか、知らなかったんですけど、本当にお気の毒です。
これからが大変ですからね。
なんとか応援したいものです。