そして、猫はいなくなった。
- カテゴリ:小説/詩
- 2011/03/26 18:43:56
猫が一匹、消えちゃった。
可愛いしろ猫、おんなのこ。
他の猫達、悲しんだ。
猫の仲間の、紅一点。
いつも一番、綺麗にされて。
主人の仲間に誉められて。
注目の的、だったのに。
しろ猫どこへ、いっちゃった?
猫の二匹目、逃げ出した。
たった一匹の、三毛猫だった。
他の猫達、驚いた。
主人は三毛猫大好きで、
いつも一番、お気に入り。
おいしいご飯と、暖かい寝床。
そして優しいご主事様。
何が不満と、言うのだろう?
猫の三匹目、泣き出した。
毛並みの綺麗な、黒猫さん。
他の猫達、訊ねたら。
黒猫真実、喋りだす。
「最初のしろ猫、売られていった。
だからいなくなったんだ。
逃げた三毛猫、感づいた。
だから家から、出ていった。
主人がさっき話してた。
次は、僕の番なんだ。」
そのとき部屋の扉があいて、
猫達の主人、やってきた。
優しい笑顔で黒猫を抱き、
そのまま部屋から出て行った。
もう黒猫は、戻らなかった。
もう黒猫は、戻らなかった。
ご想像におまかせしますw
幸も不幸も貴方しだいってことで。
⇒羽炎 様。
きっと、狭い空間に息が詰まっちゃったんでしょうね。
青空を見ていてほしいです。
旅立ったのかな、広い空を世界を見に行ったのかな
猫は帰ってこないですもんね
犬は帰ってくるけど・・・
自分の家族を失うのは辛いと思います
私も泣きます・・・