別れに向けて。
- カテゴリ:小説/詩
- 2011/03/25 09:31:48
期限付きの幸せだと自分に言い聞かせ、笑う。
悲しむ心など持ってないと、叫ぶ。
泣かなくていいように。
辛くなんてならないように。
一生懸命、予防線を張っておく。
そうしないと、潰れてしまいそうだから。
そうしないと、壊れてしまいそうだから。
君の居ない未来と言う絶望に、
呑みこまれてしまいそうだから。
決まりきった別れを迎える準備を。
君に微笑み、見送る用意を。
早く、始めよう。
君は、泣いてくれるかな。
少しでも、僕との別れを「寂しい。」と
感じてくれるのかな。
それとも、健気に笑うかな。
目の端に涙をいっぱいに溜め、
僕のため、笑ってくれるのかな。
くだらない妄想だとは、分かっているけれど。
別れの日に、会えるのかさえ分からないけれど。
それでも、僕は。
君に向ける、微笑みの練習をしておこう。
その日は泣かない。
そう決めたから。
そうかもしれませんね。
それは、自然なことで。
たくさんの人が、経験することなんでしょうね。
⇒燐 様。
コメント&お褒めのお言葉、ありがとうございます。
逆に、期限があるからこそ
今の時間を大切に出来るという事だってあるんでしょうね。
⇒Wonder 様。
お久しぶりです。
褒めてくださり、うれしく思います。
そう言っていただけると、やる気が出ます!
期限があり別れが決まっているとしても、別れの時まで一緒にいたいものですね……。
私の友達も結構いました。
けど、自然と期限がついてしまうのかもしれませんね。