といっても、気になる方には覗きに出かけるかもしれません。

お友だちの親類の方が亡くなったとの知らせを受けました。
その方は阪神大震災でも亡くされておられます。

日経新聞で辺見庸さんが載っていました。
今は闘病生活をされているはずです。
彼は宮崎、石巻の出身でした。

「置き去りにされた記憶」という題名のエッセイというより
慟哭でした。

わたしの記憶は遠く、今では本当に過去となった
自分の故郷、燃えた尽き、崩れ落ちた神戸阪神間に戻ってゆきました。

わたしが働いていた場所のワンブロック先から
焦土となりました。決して見えてはならない遠くの駅前ビルがストン見えました。

たくさんの小さな家がありました。
映画のセットような、見事過ぎる焦土でした。
ここでたくさんの人が亡くなったのです。

忘れてはいないけれど、遠い記憶になりかけていました。
それが今になって、溢れてくるのです。
訳の分からない鈍い痛みです。

わたしは、自治体ＨＰで支援情報探しています。
ふと魔が差して、被災地の情報を開きました。
たくさんの身元不明者の名前があります。
震えました。

それはあの頃の神戸でした。

被災地の、多くの街がまだそんな状態です。
そこで、未だに留まり、救助活動をしていただいている人
危険を顧みずに闘ってくれている人

わたしは、せめて今だけでも
家を失った人、身内を失くしてしまった人
悲しみに暮れる人の傍らに
僅かばかりでも心を寄せていたいと思ってしまいます。

それには、やはり少しニコから離れた方がよいと思いました。
ここにはいろんな人のいろんな考えがあります。

今だけは、政治や原発や、これから当たり前に噴出する問題を
少し待ってと噛みつくのは、さすがに疲れました。

どうぞ、無礼な事を言っていたならお許しくださいね。

でも今は、溜まっていた新聞を整理し
綺麗な言葉を、優しい言葉を見つけ、被害に遭った人の為に泣き
そして、頭と心をクリアにしたいなぁと思っています。

わたしは、危機にあって、一番弱い人たちの存在を
考える人でありたいと、いつも自分に言い聞かせているのです。
それが暴走するのを避けたいところもあります＾＾；

仕事が終わってホッとする間もなかったってことです。
雑用もたまっています。
基本的には元気です。

久しぶりにアバターを張りましょう。

暗い話になって申し訳ありません。
最後に明るい話題。

わたしの大好きな猫まんが「くるねこ大和」の著者
くるさん。福島のネコちゃんを３匹、お預かりしております。
自分にできることのひとつ。
ちょっとおっかなびっくり、臆病な猫さんの顔をどうぞ。
しばらく、ここで頑張ってね。
いつか飼い主さんのもとに戻れるからね。
そんな優しい気持ちに、ほっこりです。


http://blog.goo.ne.jp/kuru0214/d/20110320