英国王のスピーチ
- カテゴリ:映画
- 2011/03/21 21:37:39
今年6作目の映画館鑑賞。
エリザベス女王の父にして国民から慕われたイギリス国王ジョージ6世の実話を基にした心温まるドラマ。
望まぬまま王座に就くことになったジョージ6世(コリン・ファース)が、子供のころからの吃音症に悩みながらも
妻エリザベス(ヘレナ・ボナム=カーター)とオースラリア人のスピーチ・セラピスト(ジェフリー・ラッシュ)に支えられ、
ナチスドイツ進軍への抵抗を大英帝国全土に向けて呼びかけた歴史的スピーチを成し遂げます・・・
家族と友人に支えられながら、主人公が努力と訓練でコンプレックスを乗り越え成長していく普遍的なドラマです。
そこに、見事な背景美術や衣装に撮影描写、ウィットに富んだ会話に、俳優陣のすばらしい演技、
とても観応えのある映画でした、とイギリス大好きな私としてはベタ褒したいところなのですが、
ツクリバナシ的なうんさくささが気になって、それほど物語に入り込めませんでした。
脚色と史実がうまく混ざりきっていないように感じてしまって。
脚色は、なんとなく、イギリス人のドリームが入っているような・・・。
それでも、最後のスピーチでは、拳をを硬く握り締めて祈るように観ていました。
たどたどしくたよりな気にはじまったスピーチが、徐々に力強い響きを帯びていき、
気付けば、ジョージ6世のスピーチのもと心はひとつ。
何度観ても感動すると思います。
ヘレナ・ボナム=カーターとジェフリー・ラッシュの掛け合いが好きでした。
大主教役のデレク・ジャコビに会えたのもうれしかったけれど、
あまり感じのよいキャラではないのはちょっと残念でした。
★★★☆【The King's Speech】2010イギリス・オーストラリア
11日以前に鑑賞しています。
今観ていたらラストのシンクロ率MAXで、おそらく★★★★★