Nicotto Town


グイ・ネクストの日記帳


偉大なる二人の少女


今日は小さい文字でこっそりブログを書いて寝よう。

童話?でも実話。

インド人の少女・・・現代版マッチ売りの少女。

8歳になる少女が、飲んだくれの父親と、母親と幼い弟のために働く。

8歳なんです。

その子、夜の11時ぐらいから朝の6時まで、「ゴミ捨て場」で廃棄物処理の仕事をして

朝になると、日本円にして200円のお金を握り締めて・・・四人分の朝ご飯を買う。

少女が働き出して8ヶ月後・・・。

アスベクトなどによる毒により血を吐き起き上がれなくなる。

最後の朝・・・少女が目を覚ますと、飲んだくれていた父親が稼いだお金で

朝ご飯が用意されていた。

みんな、涙をいっぱい目に貯めて、笑顔を作っていた。

8歳と8ヶ月を迎える少女はにっこり最後の力をふりしぼって微笑んだ。

「あは・・・みんなの笑顔見れてよかったぁ。わたし、しあわせものだなぁ」

驚くことに・・・それが8歳の少女の最後の台詞だった。

8歳の少女は笑顔のまま息を引き取った。

死と同時に天国へ旅立ったに違いない。

・・・このエピソードを本で読んでから1年経つ。

マッチ売りの少女を何故か、本屋で買い求め、読み直した。


似ていた。

マッチ売りの少女はもっと悲惨だった。

マッチを売ってこなければ家には入れてやらんと、言われて家を追い出され

冬の寒空の下・・・雪の降る中・・・

少女は一人、またひとりに声をかけてマッチを買ってくれる人を探した。

しかし、とうとう凍傷のためか、マッチ売りの少女は動けなくなる。

そしてマッチを一本ずつ火をつけて・・・たくさんのしあわせをイメージした。

そのしあわせに包まれて・・・少女は死んだ。

翌日の朝、幼い一人の少女が「穏やかな顔」で凍死していた。



あい。途中オリジナルな表現も入れてしまいましたが、だいだいこんな話だったと、

思います。

ラストの一行は出版しているメーカーによって、表現が微妙に違うので・・・

いろいろ読み比べてみるのもおもしろいかもしれません。


何故この二人の話を今するのか・・・。

被災された方・・・決して満足な状態では無いでしょう。

しかし、「しあわせ」はそもそも定義できるものでは無いはずです。

家族の笑顔を見て、「しあわせ」を感じて、笑顔で死んだインドの少女。

そしてマッチの火の中に「しあわせな祖母との思い出」を思い出し、穏やかな顔をして

死んでいったマッチ売りの少女。

「しあわせ」を自分で作り出してください。

偉大な二人の少女のように・・・。

ボクはそう願います。

そして・・・何よりも・・・この二人の少女の生き様は・・・ボク自身の尊敬する生き様でもあります。

どんな状況でも「しあわせ」は感じることができる。

それが人間の本当の偉大さだよ・・・って。

幼い二人の少女は教えてくれているような気がしてなりません。

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2011/03/22 00:23
月子さんへ

 月子さんのコメントはコメント自体が深いなぁ。

 などと、思っています。

 ブログから何かを感じてもらい、ありがとうです
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2011/03/22 00:22
はっちゃんへ

 そうかもなぁ。フランダースの犬かぁふむふむ。
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2011/03/21 02:01
幸せは人それぞれ違うもの。

欲深い人は何を与えられても幸せを見つけられず
日々、全てに感謝しながら生きている人は自分の存在さえ幸せなことだと知っている。

そして何もかも失った人は幸せだったことに気づき、絶望の中からまた見つけ出せる。
たとえ・・・それが他人の幸せそうな笑顔の中からでも・・・ね^^
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2011/03/21 01:44
フランダースの犬の
ラストシーンを
思い出しました。



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