✪カップの中の二つの湯気
- カテゴリ:30代以上
- 2011/03/15 19:00:40
世田谷のカフェでアルバイトをはじめて今日で一年が経つ、
それを記念して色んな事を思い出して見る。
きっかけは実はもぅ事項だから言うね。
あなたが働いていたからなの、あなたに一目惚れしたって事。
あなたが働く場所にいたいと思い、
あなたがいつもいる場所の事をもっと知りたいと思ったし。
お店自体にも興味はあったけれど、そう、それが本当の理由です。
出来たてのカフェの募集チラシを見て、ここなら何もかもが新鮮かと思って。
その場で面接を申し込んだのって最初のデートで言ったのは、ごめんね、うそ。
でも、わたしが入ってすぐに、あなたは辞めてしまった。
笑えるけど、あなたがいる事があの店で働く理由だったなんて、
誰にも言えないから、あの瞬間はなんだろう、
急いで飛び乗ったフェリーが、実は出航してすぐに、
違う船だったって感じで、別に船旅なんて興味ないのにって感じですかね。
船はゆっくり進む。
陸に逃れる事が出来なくなったわたしは、
ひとまず、今の自分の立場を見直して、気をとり直して働く事にした。
最初に手伝ったのは、厨房で料理をするスタッフさんに背を向けて、
ホールから上がってくる食べ終わったお皿を洗う仕事だった。
洗い物をすると心まで洗われているようで、最初は気持ちよかった。
カップ・ソーサー・小さなスプーン、
アイスコーヒーが少し残ってひんやりする大きめのグラス。
パスタが少し残っているお皿は、中々その油汚れが落ちない。
また、ソーサーとカップ・スプーン・カップ・ソーサー・スプーン。
グラス、水用のタンブラーがまとめて六つ来た。
ソーサーとカップとスプーンが各四セットずつ。
ピラフが半分以上残されたお皿をずっしりと受け取り、
そまま振り返って、
ダスターの中に、まだ楽勝で食べられるピラブをごっそりと捨てる。
ソーサー・カップ・タンブラー・フライパン・さい箸、
スプーン・カツプ。
ピアグラス・カップ・ソーサー・スプーン・タンブラー、
オムライスの少し残ったお皿、
タンブラー・カップ・フォーク・スプーン、
仕込み用の空になったタッパー。
包丁・タンブラー・フォーク・ソーサー・タンブラー・カップ。
店長がやって来て、もっと笑顔でやってほしいと言われる。
冗談じゃない。
そう思った。
この状態でどうやったら笑顔でいられるのか。
しかも、作り笑いなんてされてもお客さんは嬉しくないだろう。
わたしだったら、絶対にもう来たくなくなる。
でも、笑えたの、心の中で、ここにあなたがいて、その笑顔に私が惹かれて。
わたしはまだ洗い場にいます。
あなたの笑顔の下にあった、お客のわたしに見えなかった洗い物の山を、
わたしは洗っています。
モ~いつもオオバーなんですから。
(まだ、未熟者ですが・・・
このブログはいままでにない感じがします!
大和撫子七変化・・・・チガウカー。
ピンクの背景だと色っぽく見えるのねー^^
仕事って歯車なんですょネ、どれか一つ欠けただけでも回らなくなってしまいます。
食器の山が、洗っても洗っても終わらず、高校生だったのに手あれに腰痛も出た。
今思い出しても、大変だったと思う。体が入りそうな重い大きな鍋を長靴をはいて洗ったりもした。
2時間以上立ちっぱなしで、お湯の中でソースやら油の匂いがきつくて、笑顔なんて出せなかった。
笑顔でありがとうございました、と言えとも言われたけれど、そんな余裕も無く、そこを全部洗い終えないと
休憩時間がなくなってしまうのでした。食器との闘いだった。
食器を投げ入れる人もいて洗剤が目に入ったり、そういう仕事をバカにする人もいて、
人の職業に、一生懸命に働くことに、上も下もないと、いい勉強になったと思います。
この経験でコックさんて重労働だ~と、シェフに男性が多いのがわかった気がしました。
そうですよね、仕事と割り切れる人と出来ない人もいますからネ。
ム~~~~!! 何やら意味ありげでしネ~。
良いお嫁さんになりますヨ~ン・・・あれ!! もう人妻でしたっけ。
ものすごい苦労と努力がありますよね。。。m(__)m
でも、そうやって頑張れる何かがあるから、続けられるんだと思います✿
あたしは、喜怒哀楽がすぐ顔と言葉と両方に出るので、
サービス業は一苦労です(-_-;)
サービス業というか、人と接することが。。。www
次を楽しみに しています。
コメは 次の時に・・・・・・・
楽しくてだ~い好き♡
ぴかぴかだ~い好き♡
どぉやって彼になったんだろ。。
主婦は毎日ですもんね、私も毎日だけどほんの少しだからネ。
皿洗いは腰にくるし大変だよ。でも同僚の人たちと結構笑顔でやってました。
何百枚も洗ったり、明日の仕込みをしたり売り上げの計算したり。
パートだったけど、5時間みっちり働いてた。
なんか、なつかしい。
残飯が少ない時は、嬉しかったな。私の料理をおいしく食べてくれたってことだから。
いい男なんか、いなかったけどね。
で、彼が辞めた後、どうやってゲットしたの?
食堂だったんですか~、とめさんの実家だから幸せ食堂でしょ。
実は皿洗いのバイト一ヵ月だけやりました、まかないの食事が美味しかった。
出来るもんね~~人は慣れてしまえば何でも出来る迷わず行こう。
ブラボーワールドは不滅でし。
食器を洗いながら、
いろんなこと考えましたね。
結構心の整理がついていくような
気がしました。
・・って、ロマンのかけらもないね。
洗い物って好きなんだ、食器も衣類も。きれいになって気持ちいい!
(が、掃除機は苦手・・)
洗ってると、生産的な気持ちになる。ご飯つくりや服の組合わせを決めてる
気分と同じなんだよね。
そのプラス的な気持ちを、ちゃんとロマンスに表現しちゃえるのは、
さすがブラボーさん!
カタカナがきれいにみえるお話でしたよ。
意を決して飛び込んだのに肩すかし・・
笑顔で洗い物は出来ないかな~
こうでなくっちゃ!
で、彼とはお付き合いできたん?
黙々と食器洗い・・・嫌な事を忘れました。
ハァ~早く見つけなければ・・・ってそんな簡単に見つかりゃあ苦労はないってか~~~。
文字が潤んできました・・
ずっと忘れられない笑顔を思い出しながら・・・
ひたすら手を動かしているシーンが浮かびます。。。
今の私にはわかります・・グスン
これ、よーーーくわかります。
私も言われたました^^でも「笑いたくないのに笑えない」と言いました。
その言葉で笑いをとりましたが。。。お客さんの前では笑顔ですよ^^
好きな人を想う心は、困難をも困難と思わないでしょう^^
おー!! 酔ってそうろう・・・。
また、ぼちぼちと書いて行きますのでお暇なら見てよね~。
酔ってるからまた明日読みます。
いつもありがとう。
このカフェはキッチンがオープンなんですね。
次々くる洗い物を笑顔でこなすって大変ですよね。
アルバイトするきっかけは彼だったかもしれないけれど、
彼女は毎日お皿を洗いながら、自分の心を磨いていったのね^^