タンス
- カテゴリ:30代以上
- 2011/03/14 22:15:35
仕事にならず書類整理をしてから帰宅、
父の実家に行く事にする。
こちらは意外に被害は少なくて安心した、
見た目はそのままだった。
誰も今い家はこないだ来た時よりもくたびれている様に感じた、
ほこりがすごくてタンスの扉が開いていた。
祖母が亡くなった時も不思議とこのタンスの扉が開いていた、
タンスの扉を閉めながら、
そう言えばよく祖母がよく話してくれた話を思い出した。
この辺には民家が少なく、当然遊ぶ友達なんていない。
祖母はよく一人遊びをする事で、
退屈な時間を紛らわしていたと言ってた。
そしてその遊び相手は家の古いタンスだった。
タンスの中に同じぐらいの女の子がいてしょっちゅう扉を開いては、
「あそぼー」ってよく声をかけて一緒に遊んでた話し。
子供頃に聞いた時は不思議だった、
今考えるとナルニア国物語みたいだなんて思ったりもする。
そこまですごい、冒険ファンタジーではないけど。
扉の向こうには同じぐらいのオカッパ頭の女の子がいて、
中に入るとそこは昇り階段で二人はジャンケンしながらよく昇った。
薄暗い闇の先には青いききょうの花畑があって、
青い青い空みたいなききょうの花がたくさん咲いていた。
二人は日が暮れるまで毎日そこで遊んだんだって、
祖母はききょうの花が好きでした。
いつかそんなききょうの花畑を見せてあげるが口癖だった、
そんな祖母が亡くなった日は、
よく晴れた青い青い空が広がっている日でした。
私は今でも覚えています、
その青い空の階段にその女の子と二人で。
ジャンケンしながら祖母と昇っていくのが見えました、
祖母は階段を昇るたびに若くなりその女の子と同じカッコになってました。
私はそれを見て手を思いっきりふりました。
二人は笑っていたように思います。
みんな笑顔になってくれるとイイですねー。
想像の世界では表現できない
心の行き先。
楽しい笑い声がいつまでもこだましているよに思えます^^
みんな素敵なおばあちゃんやおじいちゃんになっていくんですよね。
母は、育ててもらったおっばちゃんの話を最近、よくします。
会ったことがないおばあちゃんを想像しながら話を聞いています。
縁側で微笑んでいる祖母を思い出します。
ニコニコ微笑んでいるような気がするね。。
ばーちゃんは言ってました、人と比べたらいけないよって。
環境や生活はその故郷の宝だから、子供の頃はその意味がよくわからなかった。
私も小さな頃は 近くに同じ年のこがいなくて
一人でよく遊んでいました。
遊び場は 家の裏の畑や田んぼでした。初冬から桜の花が終わる頃までは
広い田畑を駆け回り 花を摘んだり 草を摘んで団子にしてもらったり
楽しかった・・・・・・・・・一人でも。
なつかしい思い出です。
実は母譲りなんですょ、祖母と暮らす時間は少なかった物ですから。
家に昔からあってなんか不思議な感じがする物ってありますよね。
素敵なお話の原点。
たんすを開けて待っていてくださったんでしょう。
探してみよう。
いくつか昔ばーちゃんに聞いた話を思い出しました。
もちろんです、楽しく遊んでいます。
いい思い出でを心に抱いて行きましょう。
思わずタンスの中に入りそうになりましたもん。
捨てられない思い出の品ってありますよねー。
ここにまた呼んでくれたのかも知れませんネ。
ここもいつかは処分しなくてはならないんですょ。
ばーちゃんはきっと大好きなききょうの花畑で遊んでいます。
よくお話聞かせて~って、せがんでいたの思いだします。
私もおばあちゃん子でした。
うちのおばあちゃんは7月7日に真っ白なカササギの橋を渡ってゆきました。
とってもおしゃれして、ゆったりと笑ってました。
おばあちゃんにとって、ブラボーさんが特に話しやすかったのかもな。
タンスの扉、地震のせいでなく、その女の子と子供の頃のおばあちゃんが開けて
待ってたみたいね。
一人遊び・・・
12、3歳の頃 自分のお小遣いで買った
大切な大切なスヌーピーのぬいぐるみ。
命が宿ってると信じていた頃があります(苦笑)
今は、ボロボロのヨレヨレの姿ですが
コレクションの中で一番大切なスヌーピーだけは
一生わたしの二度と手に入らない宝物です。
そうやって大切な人を思い出すきっかけがあったりすると、
この地震も、ただの偶然じゃない気がしますね☆彡
女の子になって、キキョウの花畑で
あそんでいるんでしょうね。
そして、遠い空の下から
ブラボーさんを見守ってくれている。
歳のせいでしょうか、最近涙腺が弱いです。
またおいで、って扉を開けといてくれるんだネ。