輪番停電は14日からの見込み(追記13日01時)
- カテゴリ:日記
- 2011/03/12 21:29:32
東京電力の送電エリアで、計画的停電が実施される可能性が強まりました。
これは、関東圏、電源周波数が50Hz(ヘルツ)の地域になります。
西の、周波数60Hzの地域には影響しません。
発電所からの送電は、複数の設備の発電状況と、利用状況を合わせて、送電を調整する仕組みになっています。
東北電力と東京電力は、相互に電力供給することが可能です。
首都圏で節電すると、東北地域の電力安定にもなるのです。
今のところ、報道などの情報の範囲では、中部電力からの供給は無いようです。
これは、電源周波数が60Hzのため、周波数変換を行う必要があるためと考えられます。
不可能ではないはずですが、あえて無理をしない選択でしょう。
西日本では、あまり災害を意識せず、日常に戻ることが、社会にとって良いのではないでしょうか。
東日本では、電力供給の推移に注意しましょう。
長野、新潟での被害もあるので、節電に協力できるのは、主に首都圏です。
首都圏でなんの被害も無い人は、積極的に節電に協力しましょう。
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参考:東京電力発表
14日の予想需要4100万キロワット
対する供給力は3100万キロワット
三割ほど削減する必要があります。
-----追記 3/13 01:30
西日本エリアの発電所(60Hz)から東日本エリア(50Hz)への送電について。
通常の電力会社間の調整の範囲で、西から東へ供給されているそうです。
周波数変換のできる変電設備は、全体で約100万kwです。
この範囲で、最大の電力を供給しても、東日本エリアの不足分は補えません。
また、急激に、変電能力を上げることもできません。
東日本エリアでも、特に首都圏の消費電力が大きいので、引き続き、都市部で被害の無い場所では、節電が必要です。
しかし、中部電力からの周波数変換による変電供給は、「日常的な措置」の範囲として、すでに行われているようです。
変電の容量と、発電の余裕をみて、無理の無い範囲で行われているのだと思います。
中部電力エリアでも不足するような事態があれば、かならず中部電力から発表があるので、そうした情報の無いうちは、ほどほどの節約で充分だと思います。
ちなみに、僕はちょこっと電気関係で働いていたのです。
原子力資料情報室からの、記者会見です。
TVでは、公表されていない情報もあります
http://www.videonews.com/press-club/0804/001742.php
18時~20時まで節電協力お願いします。」というのがたくさん出回ってます。
もうチェーンメール化してます。
こちらは60ヘルツで変電する必要があるから
たくさん送電できないんじゃないかなという家族の意見。
まぁ、節電することはいいことだ。