すごくむかついた話
- カテゴリ:ニュース
- 2011/03/11 20:36:01
3月11日 午後2時46分、東北地方太平洋沖地震。
かなりの規模の地震でした。被災された方々、お悔やみを申し上げます。
この地震は、俺にとってまた忘れられない経験になった。
前振りは長いぞ。読み飛ばしてもいい。
俺は、地震直後に友人とか田舎の家族に連絡を取るために携帯をとった。
残念ながら、携帯は通じなかったため、近くにある病院ロビーの公衆電話に走った。
病院の周りは、避難する人でごった返していた。
そしてロビー横の電話は、予想通り誰も使ってなかった。
とりあえず、実家に電話した。次に仕事場に電話しようと思って準備始めたところに
かける人がちらほらとやってきたので、先にかけてもらうことにして少し待っていた。
そこに、看護婦と一人の生後間もない赤ん坊を抱いて憔悴したお母さんがやってきた。
そして、電話をかけるようだったのでこれまた順番を譲った。
俺の前にあったのは、カード専用電話。現代は、カードなんて普段持ち歩くわけがない。
そう気がついたので、何も言わんうちにさっさとカードを看護婦に渡した。
お母さんは、どうやら子供がベビーベッドから落下したのを見てもらいに来たようだ。
そして、残念だが救急優先になってしまったため、小児科で見てもらえず見てもらえる病院を
探すために電話しようとしたそうだ。カード渡してよかった。
お母さんはかなり気が動転してる様子だった。子供がなくのでミルクを作るところも
別にいいんだが、赤ん坊を置く台がかなり冷たい。子供は泣いてしまうのでおせっかいだが
しばらく抱っこしてた。
電話で病院探した後で、お母さん、やっぱりぐったりと泣き出してしまった。
看護婦も慰めてたが、子供も元気にないてるし、普通の擦り傷のほかには特に傷も
見当たらないから、大丈夫、子供は強いんだから、お母さんももっと強いんだよ、と言い残して
俺は帰った。いいことをした後は、気分がいいもんだ。
さて、本題。
帰ってから、連絡が取れん友人が、たぶんアクセスするだろうと思ってにこっとに来た。
そして、年代別タウンにとりあえず行ってみた。
そこでは、やはり情報交換がされていた。30代以上だからな。
さて、情報交換中にそこである人が言った言葉。
「それよりも原発の放射能漏れのほうが気になる」
ついでに、もう一人別の人の言葉。
「コンビニの災害時対応がきちんと機能するかどうか楽しみだ」
一見普通だろう。だがな。「それよりも」ってどういうことだ。
人の安否を知るための情報なんかより原発のほうが気になるか。
地元の人が言うならそれは仕方ない。だが、地元は大変な状態だった。だから
そんな言葉は相当なやつじゃないと出るわけがない。
地震の被害を受けてない場所にいるようなやつに言われたくないわな。
「きちんと機能するかどうか楽しみだ」?
きちんと機能するかどうか心配だ、とか機能するのを希望するのならわかる。
あんたはきちんと働くか実験するのか、他人の命を懸けて。
地震で被災した人を目の前に、よくこれらの言葉が出るよな。
暴言かもしれんが30歳を超えてこんな言葉を吐くようなやつは、育ちが知れる。