きもち
- カテゴリ:小説/詩
- 2011/03/07 21:03:19
そのおとが
きこえたら
まわりのくうきが
きれいになる
そんな
おと
そのおとのような
きもち
もし
きもちが
そんなおとを
かなでられたら
そのきもちを
わすれないように
しようね
くりかえし
くりかえし
おもいだして
いつまでも
わすれないように
しようね
そのおとが
きこえたら
まわりのくうきが
きれいになる
そんな
おと
そのおとのような
きもち
もし
きもちが
そんなおとを
かなでられたら
そのきもちを
わすれないように
しようね
くりかえし
くりかえし
おもいだして
いつまでも
わすれないように
しようね
みんなが懐かしいと思うおとなのかな
風鈴 獅子おどし 竹林の葉ずれの音
波の音 風の音 雨の音
記憶が音についているのかも
冬の北海道・・・雪がしんしんと降っている情景の中に
ただ一人いたら 【そんな音】が聞こえてくるかも知れません。
雨の音(ポタン ポタン ポタン 雨しずくがトタンに落ちる音)
雪の音(シーーーン 音が消えた時)
雷の音(ゴロゴロゴロ・・・ 空気の中の混ざりものを追い払う音)
小川の音(サラサラサラ~ 空気の汚れを洗い流す音 チャポン! 魚が跳ねた♪)
でも、今聞こえるのは ドキドキドキ 恐怖の中に居る自分の心臓の音。