Nicotto Town



1/18その3(モロッコの旅10)


フナ広場近くの土産物屋はいつもしつこいのだが、今回はじめて金属楽器屋に捉まる。

やはりものすごい力で店に引き込もうとするのだ。

なるほど、こういうのに引っかからないようにガイドを雇えというのだな。

「買えーん、買えーん」と言うと「ミルダケ、ミルダケ」と目を指す。

「ほーら見たぞ見たぞ」と目と皿を指で往復させると「そんなんじゃなくてもっと近くで」と、何でこっちの男はこんなに力持ちさんなのだ。

「あたし困っちゃーう。何にも買えんぞー。ほかをあたったほうがいい。ほら、彼なんてリッチそう!」と適当な男を指してオーバーアクション。

ちっ、大道芸人のようだ。

みんな笑っているじゃないか。

この後帽子を持ってそこらを回ればお布施がもらえるんじゃないか?

メディナに入ってほっとする。

中に入りさえすれば、こっちのもの。

 

食べ物屋はこつさえ掴めばそんなにボらない。

昨日行った魚の揚げ物屋、今日行ったら3DHにしてくれた。

顔なじみプライス。

屋台では周りで食べている人に値段を聞く。

なるべく女の人に。

パティスリーでお菓子を食べちゃった。

甘いので、ミルクがおいしい。

 

歩いていたら、また男の人が寄ってきた。

Kという人。

曰く

「ぜひ明日家に来い。家族を紹介する。一緒にクスクスを食べよう」。

さっき革製品の店で会った人だが、これは「ガイドではない、でもうちの品を買ってくれ」の人だろうな。

迷ったが、とりあえず家を見せてもらうことにする。

10畳くらいの部屋に女ばかり10人くらいいて、びっくりした。

女性はあまり外に出ずに、家事をするとこうしてみんなでお茶を飲んでいるらしい。

ちょっとだけだまされる気になった。

こちらの家庭にお邪魔できる機会なんてそうそうないから。

ただし買うとしてもジェラバのみ、300DHまで。

だってこの町、寒いんだもん。

砂漠が近いせいもあるのか、まあ冬のせいもあるのだろうが、とにかく寒い。

手持ちの服では全然追いつかない。

道順を覚え、明日の1時に再会だ。

 

フナ広場に戻ると、すでに夜。

今日こそ屋台めぐりをした。

魚の揚げ物、変なお菓子、羊の頭の皮、ゼラチンのタジン、ホーレンソウのピクルス、オレンジジュース。

ビールの代わりに甘いミンテを飲むのがイスラムだなあ。

  

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2011/03/06 14:35
さやみどりさん
本人もどんなものだったかまったく覚えていないのですが、日記に書いてあったので、そんな食べ物もあったんでしょう^^;
忘れっぽくて困っちゃいます。
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2011/03/06 12:02
こんにちは。
ホーレンソウのピクルスってはじめて聞きました~。
いろんな食べ物があるんですね!



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