カダフィ大佐と小向美奈子。
- カテゴリ:日記
- 2011/02/26 12:23:54
リビアの政情が不安定だと、言われている。
一般の人たちのデモに、銃が向けられたという。
デモで、自由を求めるのは、自分の祖国を愛しているからだろう。
僕ならどうか・・・?
自分の国が、なんら正式な地位もなく、形式的な立場すら持たない、
一人の「大佐」個人によって、事実上支配されているようなら、
場合によっては、祖国を捨てて、外国に逃げてしまうかもしれない。
「バイバイ」って、ねw
デモをするくらいの人々の方が、国にとっては大切なのかもしれない・・・。
しかし、個人には、祖国を捨てる権利はある。
たまたま、そこに生まれただけで、政治体制がキライだったりすれば、
我慢することはない。
憲法を持ち出すまでも無いが、「何人も外国に移住し、又は国籍を離脱する自由を侵されない」。
リビアの人は、リビアから逃げ出してもいい。
リビアは、そういう人を外の国から引き戻して、裁くことなどできない。
それをやれば、人権侵害はなはだしい。
ところで、小向美奈子さんという人がいるらしい(僕はあまり知らないけど、有名なの?)
覚せい剤のゆずりうけをしたということで、覚せい剤取締法違反の容疑がかかっている。
で、容疑のかかった彼女、フィリピンに逃げたそうだ。
フィリピンこそ、ホント、いい迷惑。
なので、フィリピンが追い出したのか、というと、そうではなく、
日本が彼女に旅券返納命令を出し、不法滞在⇒強制帰国にいたったとのこと。
たしかに、覚せい剤罪は、他の犯罪と比較しても悪質だと思う。
あんまり、彼女を庇う気には、なれない。
しかし、二つの疑問がある。
【疑問1】 パスポートを取り上げて、強制帰国させてもいいのか?
リビアで同じことをやった場合、たとえば、リビアで犯罪(あるかどうかしらないが、カダフイ大佐の悪口を言った罪とか)を犯して、外国に逃げた人から、パスポートを無効にさせて、強制帰国させた場合は、許されるか?
確かに、自由には責任が伴うし、彼女のやったことも全く肯定できないが、ここまでやってしまってよかったのだろうか。
特に、彼女は一部では、もう帰国の意思はないようなことも言っていたとの報道もあるようだ。そんな「国を捨てた?」人に対して、この措置はすべきだったのだろうか。
覚せい剤は、直接の被害者のいない犯罪だといわれる。
覚せい剤が許されないのは、一言で言えば、社会全体に対して害なすもの。
その社会の構成単位である「国」から離脱した者を、強制帰国させて逮捕する・・・。
なんとなく、簡単に伝家の宝刀を抜いてしまったような気がする。
【疑問2】 立件できるのか?
酒井法子の事件で知ったが、「解毒」と称して、ヤク抜き、いや、覚せい剤だからシャブか、シャブ抜き?して、有罪を逃れる方法があるらしい。
逮捕状が出たのが1月20日と約一ヶ月前。
覚せい剤の立件は、物的証拠が決定的に大事。具体的には「オシッコ」だ(食事中の人、ゴメン)。
大抵の薬物事犯では、強制裁尿令状をとって、任意で提出しない場合には、尿道にカテーテル(細い管)を突っ込んで、尿を採る。結構、痛いらしい。友人の医者に聞いたら、嫌がって自分でひきぬく人もいるとのこと。
これが、裁判では決定的証拠となる。
でもね、小向事件では、一ヶ月前だよ、逮捕状が出たの。
もう、薬物反応、残っていないのでは?
もし、薬物反応が無く、物証がとぼしく、起訴もできない、起訴ができても公判がもたない、ようするに無罪になる。
そのとき
つまり、国民の権利である外国への出国を国家権力が奪った上、裁判で有罪を立証できなかった場合のことを、考えた上での判断だったのだろうか・・・?
これで、有罪に持ち込めなかった場合、
将来、本当に必要なときに、パスポートの返還命令を使うという逮捕手段が使えなくなるのではないか?
マスコミの結果を考えない安易な騒ぎ立て方も全く気に食わないが、
行政も、たかだか、よく知らない芸能人のために、使うような手段ではなかったと、後悔しなければ良いのだか・・・・・・。
マスコミも、行政も、もう少し、頭を使ったほうがいいように思う。
小向さん、釈放されたみたいですよ。
⇒ http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110318/crm11031816260002-n1.htm
「所持」を別件に、本件「使用」での起訴狙いだったのは最初から気づいてほしいと思うし、
その方法として、嫌疑不十分の人からパスポートを剥奪し、帰国を強制の上、逮捕。
他人事とはいえ、ふつうの人ならいざ知らず、法律を知っているっぽい人が、
「うーん、難しい」問題だ、で終わらせていてはいけないと思いますよ。
もっとも、地震でこの話題も、京大のカンニングも、スッ飛んでしまっていますけどねw
一部報道によると、やっぱり、別件だったみたいですね。
使用が本件みたいですよ。
別件でここまでやるかって感じです。
なるほど、今回は「所持」なんですね。「使用」ではないから、訴因特定の問題は少ないと。ふんふん、そうなんですね(少しマニアックな話題展開ですけど、察するに、ドロローゾさんには分かりそうですね。この際、他の人、ゴメンナサイ。)。
ところで、所持だとしたら、彼女の場合、256条3項はいけそうな感じなの(事実関係よく知らないので)?
だとしたら、今回の強気は、分かるよね。(所持の裁判例って、よく考えたら一例しか見たことないなぁ。いかにも悪そうなオ兄チャンだった・・・。)
実際は、どうなんだろうね。所持が別件だったりとかしないのかな? まぁ、別件でも、この程度なら、ありなのかな。訴因特定も別件も、判例は結構甘いしね(「できる限り・・・」www)。
執行猶予についても、裁判官の話を聴くと、必ずしも26条に当たらなくても、心証って悪いみたいですものね。
立件できて連発されてもいかがかと思いますけど、空振りしてしまうのはハズカシイかな・・・。
後から、マスコミが警察叩きとかすることになったら、厚顔ぶりをひそかに笑おうと思っていますw
コタロウさんの記事を読んだら興味がわいたのでネットで記事あさりをば……。
(おお、すげえ、ボインさんだ……!)
旬を過ぎたのか、あんまり分かりやすい記事が転がっていませんでしたが、
ちょっと前に覚醒剤 「使用」 で有罪になって執行猶予中だったんですね。
そして執行猶予中に 「所持」 した疑惑があると……。
猶予中の再犯(厳密には違うけど)であること、容疑が使用でなく所持(譲渡)であるため
立件はできるっぽい?こと、うっかり出国されてしまったこと、ついでに元タレントであること、
(某サッカー漫画のアニメで声やってたのかあああ!!!)
しかも容疑否定して帰ってくる気配がない、が重なって強権発動に至ったのですかね?
執行猶予中の容疑ってことで、ちょっと強引に行ったのかも??? うーん、難しい……。
戦前の日本ってどんな感じだったのでしょうね?
全否定することは無いけど、やっぱりマイナスイメージが強くありますね~。
なぁるほど・・・
カダフィ大佐、逃げるかな??
日本も一時期あんな時代があったと思うと、怖くなりますね。
たぶん、その通りです。おまわりさんも、有名人の方が好き、ということなのでしょうね。
カテーテルはさておき、ヤバイことには近づかないことです。
>みいにゃん
たまに小難しいことを書かないと、「食べるのが好きだけど成人病が心配で走っているおじさん」のイメージが定着してしまうので、スミマセン。
いや、正直難しい話はよくわからないけど、
とりあえずカテーテルは超痛いらしいから絶対にしたくないです(´・ω・)
まぁ、マスコミは騒ぎたて過ぎだし、行政はそこに目を向けすぎているような・・・
何も言われないように、早く結論を出して騒ぎをおさめようとしてるのかにゃ
僕たちちゃんとやってますみたいに・・判断はやかったでしょ・・対応してるでしょ・・みたいな
政治や尖閣問題や大相撲・・・って、私が答える問題じゃあないね
コタ君むずかしいよぉ。゚(PД`q。)゚。まぁ、私に答えを求める気もないでしょうけどぉ・・・
誰か上手くコメ残してちょ~~~~!また、見にこよ~っと((´∀`*))
忙しいのにいつもコメありがとうね^^