さよなら、きみへ。
- カテゴリ:小説/詩
- 2011/02/20 14:25:53
どういうこと?
こういうこと。
どうして?
わからない?
わかんない。
・・・ほんとうに?
…ほんとに。
ほんとうに?
────嘘。
本当は全て分かってた。
本当は全部知っていた。
君が紛い物に過ぎないということは。
君が幻以外の何者でもないということは。
本当は、ずっと、解ってたんだ。
ただ、逃げてただけ。
ただ、誤魔化してただけ。
ただ、自分を騙していただけなんだ。
だけどそうしないと、壊れてしまいそうだったから。
君が居ないと、崩れてしまいそうだったから。
君が消えてしまったのは僕のせいだってわかってる。
僕が狂ってしまったのは君が居ないからだって知っている。
あの日、君を消してしまったのは僕で。
あの子を泣かしてしまったのも、僕だ。
それを認めるのが怖くて。
認めたら君が本当に消えたことになって
もう、本当に、永久に戻って来ないような気がして。
認めたくなかったから、目を逸らした。
君は、消えてなんかないことにした。
あの子は、飼っていた猫が死んだから泣いているってことにした。
僕は、悲しくないフリをした。
君は存在していて。
僕の隣で笑っているってことにした。
そうしないと、泣いてしまいそうだったから。
君が居ないと、生きていられないと思ったから。
僕は、嘘を吐いたんだ。
でも。
もう、終わりだね。
おわりなんだね。
僕は君の死を。受け入れなければならない。
現実を、見つめなければならない。
君の代わりを見つけたあの子のように、笑わなければならない。
・・・僕には君の代わりを見つけることなんて不可能だけど。
だからこそ、忘れずにいられるって事だから。
だからこそ、守るものがあるってことだから。
これから先、何があっても負けない。
なんてことはないし、
もしかしたら明日にでも君のところへ逝っちゃうかもしれない。
その時は、ごめんね。
いままで、ありがとう。
コメント&ステプありがとうございます。
期末、お疲れ様です。
こちらこそ、よろしくお願いします。
智残しておいてくれて
感謝です!!!
これからゎ
たくさんinしますのでよろしくお願いしますb
久々にすてぽお届けッ
コメント、ありがとうございます。
お褒めのお言葉、とても嬉しいです。
これからも、詩、綴っていこうと思ってるので
よろしくおねがいします。
紫露さんの書く詩とても好きです。
感動です。