教会物語2。
- カテゴリ:小説/詩
- 2011/02/20 04:21:39
「もう、蛍兄さん、また無理言って誘ったんでしょう?」
こんな時間にすみません、と謝る恋。
「でも、蛍兄さんの作るご飯は美味しいので、いっぱい食べて行ってくださいね✩」
にこやかに笑う恋の横から蛍がこそっと話しかけてくる。
「恋は料理、破滅的だしね✩」
「兄さん、何か言いました?」
顔が影でよく見えなくなり…どことなく…口から何かもや?のようなものを…
だしてるような気がするのは気のせいでは無い。
「いえ、特に。」
人形の口のようのカクカクと喋る蛍…
少し、沈黙の時間が訪れ、体感時間は恐ろしく長く感じたと言う…(蛍、後日談より)
「…教会のステンドグラス…」
「ん?」
ようやく、沈黙が去ったのを察知した蛍は、影って見えない妹、恋の顔を見る。
嫌な予感が頭をよぎる…そういう時に限って、当たってしまうのは何故だろうと考えつつ、恋の次の発言を待つ…
「最近、掃除が出来なくて気になってたんです。」
「…うん。」
「では、お願いしますね、蛍兄さん。」
こんな時だけ、とびきりの笑顔で、微笑む天使のような悪魔。
「え?俺?…今から?ご飯…」
「さっさと、行く。」
一瞬で、またあの顔になる恋を見た蛍は、走って教会の礼拝堂へと、行ってしまう。
「ごめんなさい、取り乱して。」
おほほと笑って誤魔化す恋。
「さ、食べましょう?」
教会のステンドグラスって何枚あったか気にるが、
この際それは良しとして、
さて、あなたが今、恋と食べてる晩御飯。
それは何かな?


























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