高橋大輔選手、優勝おめでとう！！

フリープログラムは技術的な点数がとれるように（だと思う）
大幅に手を加えての初試合でした。
その意味ではまずまず効を奏していたようで良かったです。
その分、いくらか表現力が削がれるのだけれど、
これは毎年のことで、試合である以上、仕方のないことだと思ってます。
ルールの制約を受けながら、どこまで世界観を作れるか
世界選手権まであと１ヶ月。
楽しみに待ちたいと思います。

いろいろとケガがあり、万全の身体ではないようなのが気がかりだけど
ファンとしては応援あるのみ、ですね。

そして羽生選手。
初出場２位は立派でした！

一試合一試合、確実に強く成長していくのがはっきりと見て取れます。
そして、彼がリンクに出てきただけで、パッと明るくなるような
不思議な華をまとうようになりました。

そういう「華」のようなものは、多くの選手が望んでも、簡単には
手に入らないものです。
それをすでに持っている羽生選手は、本当に将来が楽しみです。

まだ羽生選手が小学生だったころ、「（普段子供の試合には観客が
少ないので）たくさんお客さんがいるアイスショーに出るのが楽しい」
と無邪気に言っていたのが印象に残ってます。
小さな頃から、表現するということに対して、意識が強かったのだと思います。
加えて、日本人選手には珍しく、闘志を剥き出しにするんですよね。
適わないような強い選手、超えなければならない大きな壁があると
ワクワクするんだそうで。
スラムダンクの流川クンとか沢北クンみたいだね。

本当は、海外選手、特にアメリカの選手については書きたいことが
山ほどあるんだけど、それはまたいつか。

さぁて。
いよいよ最終決戦は東京で３月に。

グランプリファイナルの優勝者、パトリック・チャンは、カナダ国内戦で
とんでもないスコアを叩き出して鉄壁の強さでやってきます。
迎え撃つのは、高橋、織田、小塚の三銃士。

ショートプログラムは観戦に行きまっす！

（そうそう、０７年、東京ワールドの号泣の銀メダル、
高橋大輔の出世作『オペラ座の怪人』を思って着替えてみたよ）