Nicotto Town


およよ・れおポン


宇宙利用シンポジウム


仕事さぼって「宇宙利用シンポジウム2011人工衛星利用」へ行った。

二部構成で、一部は、いわゆる専門家が初心者向けに発表会をする感じ。

第二部は、向井千秋さんが、医療の視点で人工衛星などの利用価値を考察。
そして、大江麻理子さんが司会進行で、何人かの専門家と、会話に近い形のディスカッション。

第一部は、知っている部分もあったし、知らないこともあったのだが、「反論」したい部分もあったな。

やや不調な感じ。


第二部がおもしろかった。

向井さんが、どうやら言いたいことがたくさんあるらしくって、景気良くしゃべってた。

言葉を聴いていると、けっこうむちゃくちゃで、そそっかしい人なんだと感じた。
過去にテレビで見たような向井さんは、落ち着いて話しているし、言い間違いみたいなのはテレビには乗らないから、今日の向井さんは見ていて新鮮に感じた。

話しの内容としては、まだあまり一般的ではない概念を伝えたいようだった。

「地域としての健康」といったような感覚。

例えば、自然災害が起こりそうな状況が人工衛星から観測されたとき、それを予報することができたら、怪我や病気が未然に防げる。

ここで重要なのは、「個々の怪我や病気」ではなくて、「怪我や病気が発生するであろう『条件』」といった視点。

人工衛星から観測されるのは、気象条件であったり、あるいは黄砂の飛散状況、地形変化などだが、こうした情報を「健康」に生かそうということだ。

なにやら「行間を読む」みたいな話しだが、「目の前の人が病気になっている」という「個」ではなく、「環境」「地域」「条件」といった視点で健康を考えるのである。

個人相手なら医者の出番だが、環境相手なら人工衛星が役に立つのである。



で、そんな話しを聴いた後で、大江さんの司会を楽しむという贅沢。

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