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『平家物語』に見る陰陽道 2

○彗星
(巻第三 一 赦文の事)p127
 七日の日彗星(すゐせい)東方に出づ。蚩尤旗(しいうき)とも申す。又赤氣(せきき)とも申す。十八日光を増す。

《訳》
 七日に彗星が東方の空に現われた。蚩尤旗という。また赤気ともいう。十八日に光を増した。

《解説》
 治承二年(一一七八)正月七日に現われた彗星の蚩尤旗は凶兆。変異の起こる兆しである。蚩尤旗出現の占は「旧を除き新を布(し)く象」、その意味するところは旧体制の崩壊と新しい権力者の興隆という政変の兆し。天文観測は当然、陰陽寮の職掌である。記録によれば、この時陰陽道界では様々な論議を呼んだ。泰親はこれを彗星としたが、陰陽師安倍時晴(巻三に登場)らは彗星でなく客気(一時的に現われる気)であると主張したという

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2009/04/03 06:18
時代は違うケド・・・
「太平記」に出てくる『天王寺のや えうれぼしを見ばや』って
烏天狗が囃し立てる唄を思い出しちゃった。。。(←結構トラウマ)

しかし、稚拙な望遠鏡で星が観測できるとは
当時の夜空は澄み切ってたんだろなぁ。。。
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2009/04/02 20:40
こんばんは。
同じ現象でも、見る人が違えば解釈も違う、どれが正解なのかは後になってからしか判らないという…
陰陽師という役職(仕事?)は、とても大変な責任を背負っていたのですね。



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