新しい考え方ではないそうなのですが、
最近のマイブームは、ベイズ統計です。
私の、新しい“おもちゃ”かな。。＾＾ｖ

ご存知のように、私は現在を肯定する経験論者です。
現在を肯定する以上、今に続く道である過去も肯定し尊重します。

いきなり、天から全能の指導者が現れ、
人類に恩恵を与えてくれるという発想には賛同しません。
全てに理由があり、それらに因果関係が存在すると考えてしまいます。
突然変異としての天才の存在も認めますが、誤差の範疇と扱います。

その為（？）、
常日頃から過去のデータを膨大に抱え込みます。。＾＾；
専門分野であろうとなかろうと。。
で、資料整理に追われる日々が続くのです。。＞＜。。


先日、
資料整理アイテムとして、“ベイズ統計”を拾いました。
この新しいアイテムは、まだレベルも低く、
使いこなすには、育てるまでの道のりが必要ですが、面白いです。

久々に感じるワクワク感は、高校生の時、ユークリッド幾何万能で行動していた私の前に突如現れた、
トポロジー＆フラクタル以来かもしれません。


　アイデアは膨らみます。


例えば。。

歴史的に見て、マニエリスムは時代の転換点前夜に最盛期を迎えます。
景気の転換点には、新しい文化の彷彿が、次のブームの前衛として見て取れます。
円熟期マニエリスムを凌駕する素材の発芽として必要不可欠なのです。

前回のバブル景気の頃は、
バブル前夜に沸々とするものがありました。
まだ土地の価格が狂喜乱舞する前に、
北野の異人館を借り切って仮面舞踏会が行なわれたり、
料亭の広間で、能役者に能を舞わせながら食事をしたりと、
後に続く、バブル景気時のブームとなる、文化の前衛があったのです。

街に出て、遊興に耽り、こういったサインを最初に感じるのは至上の喜びです。
錆び付いた鈍な感性で気付かぬことのないように、見逃がさないように、
日夜、快楽に身を任せ精進しています。。＾＾

ベイズ確率は、
これら日々の素朴な感想を、数値化し統計資料に落とし込むことが出来ます。


従来から、
時代の転換点を、文化面以外で確認する手はあります。

　大きな政策転換前後の株価比較等です。

橋本内閣が消費税率を引き上げた際、
その前後で、どちらが不景気だったかを判断するとします。

アナリスト達は大抵、エリオットの波動原理などで、
ｃ波の終わりか、第２波の終わりか、さてはa波の終わりかを見極めたりします。
一般に、TOPIXや日経平均での、消費税率引き上げ後の株価停滞は“c波の終わり”とされています。
しかし、“第２波の終わり”、“a波の終わり”の可能性も捨て切れません。
最悪のシナリオとして、“衝撃波第５波の終わり”ってのもアリです。

　つまり、決定打ではないのです。

欧米には、ギャン理論を使う一派もありますが、
私はチャーチストではありませんので、分析できません。

TOPIXなどは、単なる株価指数ですから、
正確な景気判断は出来ません。
ＧＮＰや求人倍率を考慮した独自の指数が必要です。

方法としては、
それらの標準偏差を算出し、TOPIXに積算すればいいと思うのですが、
私のエクセル知識では、方法がわかりません。
手入力でも出来るでしょうが、面倒です。


今後、
こういった各分野の資料への微細な修正加筆を繰返し、全体像を解読する方法から、
より確実にニュアンスを使って判断する手段として、ベイズ統計は威力を発揮するでしょう。

新しい楽しみを前にすると、今までの面倒は、通常の工程に変わります。
今、ワクワクしながら、エクセルと積分、二項定理を習得しています。


では、また。。