完全なる報復
- カテゴリ:映画
- 2011/02/09 21:01:23
今年3作目の映画館鑑賞。
ジェラルド・バトラー主演の妻子を殺され司法に裏切られた男の復讐劇。
アメリカ合衆国の独立宣言と憲法制定の舞台だったフィラデルフィアで、
クライドの妻子を惨殺した主犯が、裁判の司法取引によって極刑を免れてから10年後。
犯人二人を残酷な方法で殺害したクライドはあっさりと逮捕され、
確たる証拠のないまま収監されますが、かつて裁判にかかわった司法関係者たちが、
次々に殺されていきます。
クライドが彼の正義の下に司法制度に対し始めた戦いの前に立ちはだかるのは、
妻子を殺した犯人と司法取引をした検事ニック。
アメリカの司法とは?法の下の正義とは?
原題「法を守る市民」は、映画の中のセリフにも出てきます。
司法制度を問う皮肉なサスペンスでもあり、途中まではすごく面白いのですが、
どんどんぐだぐだになっていって、司法取引の是非もほったらかしのまま、
終わらせりゃあいいんだろうとでもいうようなB級的ノリの結末に。
それでも、クライドが最期に見せる、悲しげで、ほっとしたようでもあり、
幸せそうでもある復讐に飲み込まれた男の最期に相応しい微笑みに、
全ての不満を帳消しにしてやろうじゃないか、と思うのだけれど、
その先が続いて、再び不満爆発~な気分で終わります。
もったいなさすぎます。
何故いまごろ公開なのか不思議に思っていましたが、なんだか納得しました。
DVDスルーするのはもったいないような気がするけど、ビミョウです。
いろいろアレでしたが、同じくジェラルド・バトラー主演の「GAMER」よりも観応えがありました。
★★★☆Law Abiding Citizen2009アメリカ
って心の中で突っ込んでました(笑)
もうちょっと頭脳戦みたいなものが
観たかったですね^^